2018年01月01日

『奮闘するたすく』まはら三桃

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奮闘するたすく [ まはら 三桃 ]
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 小学5年生の佑は、おじいちゃんをデイサービスに連れていくことになった。先生はそこで見たこと、聞いたことをレポートにして提出しなさいと言う。佑は介護される人と介護する人、それぞれの気持ちに気づいていき…。

 最近、佑のおじいちゃんの様子がおかしい。自宅の近所で道に迷ったかのように歩いていたり、やかんをコンロにかけっぱなしにしてボヤ騒ぎを起こしたり、お風呂の水が廊下まであふれているのに立ち尽くしていたり……。佑のおじいちゃんは、やはり認知症だった。「行きたくない」としぶるおじいちゃんをなだめすかして、佑はデイサービス(通所介護)に連れて行くことになった。しかも、あまりに強い目力で逆らうことのできない早田先生は、デイサービスで見たこと、聞いたことをレポートして、それを夏休みの自由研究として提出しなさいと、うれしくない提案までしてくれた。友だちの一平と“ケアハウスこもれび”に通うことになった佑は、たくさんのお年寄りたち、介護福祉士の資格を取るためにインドネシアから来たリニさんをはじめとした介護職の人たちとふれ合いながら、介護される人と介護する人、それぞれの気持ちに気づいていく。小学5年生が介護現場をルポ! アクティブ・ラーニングの授業にも使える物語。

 本書は、主人公で小学5年生の男の子である佑(たすく)が、祖父が認知症になり、デイサービスに連れていき、介護現場を子どもの視線で描写した物語。祖父と共に向かったデイサービスで佑は要介護者やスタッフに出会い、友人の一平と共に介護施設に通い、その体験を夏休みの自由研究にすることになった彼は、介護する人、祖父を含めた介護される立場の人それぞれの思いに気づかされます。老人福祉の現実と課題が小学生目線で、わかりやすく表現されていて、特に子供達が高齢者や介護についてを考えることに相応しい一冊です。

【満足度】 ★★★★☆
posted by babiru_22 at 18:30| Comment(0) | 今日の一冊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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