2018年01月12日

『開化鐵道探偵』山本巧次

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開化鐵道探偵 (ミステリ・フロンティア) [ 山本巧次 ]
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 明治12年。逢坂山トンネルの鉄道工事現場で不審な事件が続発。鉄道局長の命を受け、技手見習・小野寺乙松と元八丁堀同心・草壁賢吾のコンビが調査を開始。だが、現場に到着早々、乗客が転落死を遂げたと報告を受け…。

 明治12年。鉄道局技手見習の小野寺乙松は、局長・井上勝の命を受け、元・八丁堀同心の草壁賢吾を訪れる。「京都・大津間で鉄道建設の最中だが、逢坂山トンネルの工事現場で不可解な事故が多発している。それを調査する探偵として雇いたい」という依頼のためだった。井上の熱意にほだされ、草壁は引き受けることに。逢坂山へ向かった小野寺たちだが、現場の最寄り駅で乗客が不審死を遂げた報告を受ける。死者は工事関係者だった! 現場では、鉄道工事関係者と、鉄道開発により失業した船運送業者・馬子らの対立が深まる中、更に事件が……。〈八丁堀のおゆう〉シリーズの新鋭が描く、本格鉄道ミステリ。

 本書は、明治12年に、鉄道トンネル工事で続発する妨害事件の謎を描いたミステリ。歴史ある銀山出身の坑内作業員と寄せ集めの線路作業員の対立や、鉄道に職を奪われた元水運業者らの錯綜する感情の間を縫い、真相に近づく探偵と助手のコンビと、文明開化の槌音が心地よく、明治時代に鉄道建設に打ち込む人の情熱にも惹かれます。時代背景もとても魅力的で、続編もぜひ読んでみたいです。

【満足度】 ★★★★
posted by babiru_22 at 22:12| Comment(0) | 今日の一冊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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