2018年02月12日

『秋山善吉工務店』中山七里

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秋山善吉工務店 [ 中山七里 ]
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 火災で家と主を失った秋山家。残された妻子は亡き夫の実家「秋山善吉工務店」に身を寄せる。一方、警視庁捜査一課の宮藤は、火災は放火だったのではと調べ始め…。味わい深い人情ミステリー。『小説宝石』連載を単行本化。

 この爺ちゃん、ただものではない!? ゲーム会社を辞め、引き籠っていた史親の部屋からの出火で家と主を失った秋山家。残された妻の景子、中学生の雅彦、小学生の太一の3人は、史親の実家「秋山善吉工務店」に世話になることに。慣れない祖父母との新生活は、それぞれの身に降りかかるトラブルで災難続きの日々。一方、警視庁捜査一課の宮藤は、秋山家の火災は放火だったのではないか、と調べ始める……。大工の善吉爺ちゃん、大立ち回り!!昭和の香り漂うホームドラマミステリー。

 物語は、声がでかくて曲がったことが大嫌いの頑固者で、80歳にして現役の大工頭領・秋山善吉を主人公に、火災で彼の一人息子が死亡し、住む家を無くした息子の嫁・景子と孫2人を引き取り同居することとなり、その同居した家族、太一、雅彦、景子の一人称語りとして展開していきます。火災事故の発火原因を追究するミステリ仕立ての展開でもありますが、ミステリというよりも、人情味ある人間ドラマとして描かれていて、ミステリを中心とした著者の作品としては異質な作品でもありましたが、キャラ立てがしっかりしていて、何より主人公の秋山善吉の存在感はインパクトがあり、魅力ある作品です。

【満足度】 ★★★★☆
posted by babiru_22 at 20:22| Comment(0) | 今日の一冊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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