2018年05月10日

『地獄の犬たち』深町秋生

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地獄の犬たち [ 深町 秋生 ]
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 関東の組織暴力団・東鞘会に所属する兼高省吾。だが彼の本当の姿は、警視庁組織対策課の潜入捜査官だった。警視庁も揺るがす東鞘会の暗部に迫るべく、兼高は極道になりきるが…。『小説野性時代』連載を単行本化。

 東京のやくざ組織・東鞘会に所属する兼高昭吾は、弟分の室岡と沖縄に飛び、ターゲットの喜納修三を殺害した。その夜、一人になった兼高は激しく嘔吐する。実は兼高は警視庁組対部に所属する潜入捜査官だったのだ。後継者問題をめぐり、東鞘会では血で血を洗う抗争が続いており、喜納殺害はその一環だった。兼高の最終任務は東鞘会会長である十朱の殺害。十朱は警視庁を揺るがす、ある“秘密”を握っていた。ボディガード役に抜擢された兼高は、身分が明かされた瞬間に死が迫る中、十朱への接近を図るが……。

 物語は、ヤクザとして生きることを余儀なくされた潜入捜査官の孤独な葛藤と、冷酷非道な死闘、そして、狂気の中で絡み合う人間たちの心理を鋭く描ききった作品。暴力団内部の激しい抗争で描かれる殺戮や拷問は思わず目を背けたくなる程強烈ですが、展開とスピード感は迫力もあり、ノワール作品として楽しめました。

【満足度】 ★★★★
posted by babiru_22 at 19:04| Comment(0) | 今日の一冊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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