2018年06月07日

『米中海戦はもう始まっている 21世紀の太平洋戦争』マイケル・ファベイ




 中国艦が米軍艦に異常接近、南シナ海の岩礁を次々と略奪する中国…。進出を続ける中国と、アジア太平洋地域でプレゼンスを維持するアメリカとの間で実際に起きた、2000年代以降の非常に緊迫した海上事件を紹介する。

 本書は、インドを包囲するため、スリランカの港を「99年間租借」するなど、過激な海洋進出を続ける中国と、その中国を抑えるため、太平洋で積極的に行動するアメリカとは「すでに米中海戦は始まっている」として、これまでの両国の軍事衝突事案を具体的にまとめたもの。米中両軍は日々つばぜり合いを繰り広げていますが、一つ間違えば周辺国を巻き込んでの熱い軍事衝突にもなりかねない東アジアの危機の実態についても紹介しており、アメリカ海軍の船乗りや航空機搭乗員へのインタビューを通して、この15年あまりに起きた非常に緊迫した海上事件の数々についても、軍事ジャーナリストの著者がまとめていますが、米中の緊迫関係が続いている最中でもあるだけに、印象に残る一冊です。

【満足度】 ★★★★
posted by babiru_22 at 20:16| Comment(0) | 今日の一冊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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