2018年07月02日

『架空の犬と嘘をつく猫』寺地はるな

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架空の犬と嘘をつく猫 (単行本) [ 寺地 はるな ]
価格:1728円(税込、送料無料) (2018/7/2時点)




 羽猫家は6人家族。変なのは名字だけでなく、それぞれがちょっと変わった嘘をつくこと…。羽猫家長男の山吹が大人になり、みんなの<嘘>が解かれたとき、本当の家族の姿が見えてくる。嘘をつき続けた家族の素敵な物語。

 「嘘吐き」の家系の羽猫家……3人目の子供を亡くしたことを受け容れられず空想の世界で生きる母、愛人の元にすぐ逃げる父、それの全てに反発する姉、そして、思い付きで動く適当な祖父と、比較的まともな祖母……。そんな滅茶苦茶な家の長男として生まれた山吹は、幼い頃からみんなが唱える「嘘」に合わせ成長してきた。そして、その末に、このてんでバラバラな家族のゆく末と山吹の日常には、意外な結果が訪れる。これは、それぞれが破綻した嘘を突き続けた家族の、ある素敵な物語……。若手実力派作家・寺地はるなが描く、ちょっと変わった家族小説が登場!

 本書は、それぞれの理由から嘘をついて生きてきた家族の30年を描いた作品。幼い次男を亡くして母は自分の世界に閉じこもり、父は浮気、祖父は夢ばかり追い、姉は家に居着かず…と、それぞれが嘘で振り回される家族物語。時には嘘が必要な時もありますが、物語での単なる自己弁護のための嘘や、身勝手な嘘が淡々と描かれますが、家族を守るための嘘の部分には考えさせられるところはありましたが、エンタメとしてはイマイチでした。

【満足度】 ★★★
posted by babiru_22 at 18:59| Comment(0) | 今日の一冊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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