![]() 「国境なき医師団」を見に行く [ いとう せいこう ] |
大地震後のハイチで、ギリシャの難民キャンプで、ウガンダの国境地帯で…。「国境なき医師団」の活動を現地取材した小説家が、世界の〈リアル〉と人間の〈希望〉を綴る。『Yahoo!ニュース』掲載を書籍化。
生きることは難しい。けれど人間には仲間がいる。……大地震の傷跡が残るハイチで、中東・アフリカから難民が集まるギリシャの難民キャンプで、フィリピンのスラムで、南スーダンからの難民が100万人を超えたウガンダの国境地帯で。作家・いとうせいこうが「国境なき医師団」の活動に同行し、世界のリアルな現場を訪ねて描いた傑作ルポルタージュ。日本の小説家がとらえた「世界の今」と「人間の希望」とは?
本書は、著者が2016年3月から、ハイチ、フィリピン、ギリシャ、ウガンダで活動する国境なき医師団に1年半にわたり同行取材したルポルタージュ。国境なき医師団の活動を第三者の目からまとめた内容となっていますが、国境なき医師団の各国での活動内容も知られていないところも多く、世界から集まる使命感をもったスタッフたちの生の声はとても新鮮でもありました。
【満足度】 ★★★★