2018年07月08日

『未来を変えた島の学校 隠岐島前発ふるさと再興への挑戦』山内道雄/岩本悠/田中耀美




 過疎で廃校寸前の高校が、なぜ全国や海外からも志願者が集まる学校へ生まれ変わることができたのか。「ヒトツナギ」「地域学」といった独自の取り組みの原動力は何か。海士町、西ノ島町、知夫村における人づくりの物語。

 人口減少や少子高齢化が深刻な過疎の地で、何が改革の原動力となったのか。海士町、西ノ島町、知夫村、三つの島の協働が日本の未来を牽引する。教員、行政、地域住民、ヨソモノ等による人づくりの物語。

 本書は、過疎に悩んでいた隠岐の島前地区にある県立島前高校の存続を目指した「島前高校魅力化プロジェクト」によって見事に蘇らせた「島前高校魅力化プロジェクト」の立役者である山内町長と岩本悠氏、関係者、生徒、そして島民の奮闘がまとめられたノンフィクション。島、合併、自立、学校存続……と大きな課題にプロジェクトで一体となって取り組み、国を巻き込み、離島振興法の改正までこぎつけた所に関係者の底力、教育環境の整備、「人づくり」「自主性づくり」「チームづくり」が何よりも大切で、子ども達の選択肢が広がり支援していく教育が、ふるさと再興にも繋がっていく様子は大きな感動を覚えました。やはり地域に欠かせないのは「人を育てる」ということであり、それが地域を育てることに繋がります。様々な困難に立ち向かい、実現した人づくりの物語は、大きな感動を与えてくれます。

【満足度】 ★★★★☆
posted by babiru_22 at 21:09| Comment(0) | 今日の一冊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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