2018年07月09日

『新宿ナイチンゲール』小原周子

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

新宿ナイチンゲール [ 小原 周子 ]
価格:1566円(税込、送料無料) (2018/7/9時点)




 看護師の桑原ひまりは新宿のネットカフェで暮らしている。ネット経由で依頼を受け、患者の自宅に泊まり込んで介護をするのが仕事だ。不衛生な環境、終末期の患者、料金交渉してくる家族など、派遣先の事情はさまざまで…。

 桑原ひまりは新宿のネットカフェで寝泊まりしながら派遣ナースとして働いている。ネット経由で依頼を受け、患者の自宅まで赴き、泊まり込みで介護をするのが仕事だった。派遣先の事情はさまざまだが、家族が旅行をしたり外出して羽を伸ばす間の留守番しながらの介護では、ミュージシャン志望で恋人の宗一を派遣先に呼んで、二人で好き勝手に過ごしたりしている。ある日、宗一にだまされて借金の保証人にされていたひまりは、彼が逃げたため、借金取りに追い詰められることになる。

 本書は、第12回小説現代長編新人賞奨励賞受賞作。理不尽だらけの派遣看護師と介護現場を作品として表現した作品ですが、問題提起はしているものの、その解決に向けた取り組みが描かれておらず、むしろ主人公の自虐かつ堕落ぶりが折角のテーマを活かしきれていないのが残念です。

【満足度】 ★★☆
posted by babiru_22 at 20:18| Comment(0) | 今日の一冊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]