2018年07月12日

『消滅遺産 もう見られない世界の偉大な建造物』ナショナルジオグラフィック編




 バーミヤーンの大仏のように粉々になってしまったものから、都市計画の一環で解体されてしまったもの、紛争地帯で消滅の危機にさらされているものまで。世界の偉大な建築物を、かつての姿を記録した写真で紹介する。

 世界には、解体、災害、紛争などが理由で、見られなくなってしまった素晴らしい歴史的な建造物が数多くある。世に知られた名建築のほとんどは現地へ赴いて実際に目にすることができるが、すでに失われてしまったものや、容易に足を踏み入れられない場所などは、どうやっても見に行くことがかなわない。幸い20世紀以降は写真が残されている。この写真を通じて、かつて存在した世界をめぐってみよう。「現在は失われてしまったものの、存在していれば世界遺産級」「現在も残っているものの、何らかの理由で立ち入りが制限されている」「損傷の被害を被ったものの、復元を目指している・復元された」建築を紹介。

 本書は、今ではもう見られない、世界から消えてしまった偉大な建築を、当時の写真で巡る一冊。各建築の由来や見られない理由についてもじっくり読める他、所在地・建造年・失われた理由などのデータも記載されています。バーミヤーンの石仏を始めとして、ベルリンの壁や九龍城砦など、全部で29の建造物について、写真と共に紹介されていますが、数百年、数千年の長い年月残されてきたにも関わらず、世に知られないまま、この世界から消えてしまった建造物なども含めて、基調な資料ともいえる一冊です。

【満足度】 ★★★★
posted by babiru_22 at 18:05| Comment(0) | 今日の一冊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]