2018年08月08日

『暗闇のアリア』真保裕一

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暗闇のアリア [ 真保 裕一 ]
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 夫の自殺に疑問を持った真佐子は、元刑事の井岡に相談をし調査を開始した。ふたりは謎の鍵となる青年の存在にたどり着くが、彼は異国で既に死んでいた…。『小説野性時代』連載に書き下ろしを加え書籍化。

 夫は自殺ではない、殺されたのだ。警察から連絡を受けて、富川真佐子は呆然となる。自殺の状況は完璧にそろっていた。でも、絶対に違う。夫は死を選べるような人ではない。この自殺の背後には、きっと何かある……。真相を探る孤独な闘いが始まった。警察庁では、真佐子から相談を受けた元刑事の井岡が、内密に過去の事件を調査していく。次々と明らかになる不可解な自殺……。もし、自殺大国と言われる日本で、多くの「偽装された死」があるとしたら? ついに二人は謎の鍵を握る男の存在にたどりつく。が、彼はすでに異国の地で死んでいた!? 闇にうごめく暗殺者は、なぜ生まれたのか? 国際的スケールで展開する極上エンターテインメント!

 物語は北アフリカの紛争地帯で幕を開け、ある経産省キャリア官僚が首をつった状態で死亡し、娘は電話で「もう生きていけない」という父親の最期の声を確かに聞いた。だが妻は、夫は自殺ではない、殺されたのだ、と確信する。相談を受けた元刑事が、内密に過去の事件を調査していくと不可解な「自殺」を遂げた人たちがいることが次々と明らかになっていく……という作品。物語の中では、JICAやODAを巡る利権争い、米露による武器ビジネス、暴力団、復讐……と様々な要素が盛り込まれていますが、犯人の動機がやや不明瞭で、様々な問題を詰め込みすぎたことが逆に問題の焦点がボヤけており、この点がマイナスでしたが、作品としては面白かったです。

【満足度】 ★★★★
posted by babiru_22 at 18:28| Comment(0) | 今日の一冊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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