2018年09月14日

『祈りのカルテ』知念実希人

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祈りのカルテ [ 知念 実希人 ]
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 内科、外科、小児科、救急科…。初期臨床研修で様々な科を回っている新米医師の諏訪野良太は、患者たちが抱える問題に耳を傾け、解決の糸口を懸命に探し…。連作医療ミステリ。『小説野性時代』掲載に加筆し単行本化。

 諏訪野良太は、純正会医科大学附属病院の研修医。初期臨床研修中で、内科、外科、小児科、産婦人科など、様々な科を回っている。ある夜、睡眠薬を大量にのんだ女性が救急搬送されてきた。その腕には、別れた夫の名前が火傷で刻まれていた。離婚して以来、睡眠薬の過剰摂取を繰り返しているという。しかし良太は、女性の態度に違和感を覚える。彼女はなぜ、毎月5日に退院できるよう入院するのか…。(「彼女が瞳を閉じる理由」)初期の胃がんの内視鏡手術を拒否する老人、循環器内科に入院中の我が侭な女優…。驚くほど個性に満ちた患者たちとその心の謎を、新米医師、良太はどう解き明かすのか。ふと気づけば泣いていた。連作医療ミステリ。

 本書は、主人公の研修医・諏訪野良太が、医療現場で巻きおこる5つの事件に遭遇する連作ミステリ。物語は、頑な態度をとる入院患者たちに、真摯に寄り添い、研修医と患者とのやり取りから謎を解いていきます。本格ミステリというわけではありませんが、主人公の成長、そして患者の様々な悩みがリアルに描かれていて面白かったです。

【満足度】 ★★★★
posted by babiru_22 at 16:02| Comment(0) | 今日の一冊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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