2018年10月11日

『大東建託の内幕 “アパート経営商法”の闇を追う』三宅勝久




 契約を取るために犯罪に手を染める社員。成果主義に追い詰められて続発する自殺…。新聞・テレビが伝えない大東建託の不正義を、日本各地を歩いて丹念に拾い上げる。ニュースサイト『マイニュースジャパン』掲載を元に書籍化。

 足掛け9年、新聞・テレビが伝えない大企業の不正義を、日本各地を歩いて丹念に拾い上げた渾身のルポルタージュ! “一括借り上げ(サブリース)で資産運用”の甘い罠。「こんなはずではなかった」と苦しむアパート経営者たち。契約を取るために犯罪に手を染める社員、パワハラが横行する職場、成果主義に追い詰められて自殺事件が続発……。“いい部屋ネット”の大東建託で何が起きているのか。

 本書は、タイトルそのままに「大東建託の内幕」を見事に書いたノンフィクション。アパートを建てて一括で借り上げるという賃貸建設管理業の最大手・大東建託株式会社で、社員の自殺が相次いでいるという記事は読んだことがありましたが、その内幕は「いい部屋ネット」の宣伝文句から受ける好印象とは裏腹の陰惨な実態が浮かび上がっています。不動産業界の闇の部分を見事にまとめ、サブリースの実態についても、鋭く事実を拾い上げています。おそらく絶版本になるのではないか?と思えるほど、その内幕の実態が明かされていますが、この事実をまとめた著者と出版社には敬意を表します。

【満足度】 ★★★★☆
posted by babiru_22 at 18:19| Comment(0) | 今日の一冊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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