2018年11月04日

『床屋の真髄 男を高め、男を癒す銀座の老舗の技とサービス』米倉 満




 政財界人や文化人に愛され続けた銀座の老舗理容室「米倉」の店主が語る技とサービス。長い歴史を持つ床屋の中で培われてきた技術や文化、自身の考えや実践してきたこと、さらに、日本の床屋の素晴らしさを伝える。

 読むとすぐに床屋で髪を切ってみたくなる本銀座の老舗理容室「米倉」の店主が語る、究極のグルーミング×コミニュケーション×サービス=究極の床屋。男なら、なぜ床屋に行くべきなのか、を熱く語る。

 本書は、銀座の高級老舗理容室「米倉」の店主が、理容の究極の価値についてをまとめた一冊。まえがきには「私が理容師として、勤め始めました頃は、男性は床屋で髪を刈り、髭を剃るのが当たり前でございました。男性がみだしなみを整えるのに、床屋はなくてはならない存在であったのでございます。それが、今はどうでしょう。床屋には1度も行ったことがない、剃刀で髭を剃ってもらったことがない、という男性の何と多いことか! 「容姿を整える」ことを目的とする「理容」と「容姿を美しくする」ことを目的とする「美容」は考え方も提供するサービスも異なります。(中略)が、床屋のよさを知らないまま、人生を送られるのは、誠にもってもったいない気がいたします。」とありますが、床屋の良さの真髄と、美容にはない絶対的価値が書かれ、一理容師という立場で読みましたが、高い教養と確かな技術、そしてサービス業としてのおもてなしの精神は大いに見習わなければなりません。美容室しか知らない、低料金の床屋しか知らないという人もいるでしょうが、ぜひ本書を読んで、より深く「床屋」というものを知っていただければ幸いです。

【満足度】 ★★★★☆
posted by babiru_22 at 20:08| Comment(0) | 今日の一冊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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