2018年11月28日

『マンモスを再生せよ ハーバード大学遺伝子研究チームの挑戦』ベン・メズリック




 ヒトゲノム計画を発案した天才ジョージ・チャーチ率いる世界一の遺伝子ラボ。そこへ、中国の若き頭脳、「氷河期パーク」を夢見るロシア人、遺伝子編集の野生児らが結集し…。マンモスを蘇らせる、一大プロジェクトの全貌!

 ヒトゲノム計画の発案や「次世代シーケンサー」の開発など、遺伝子革命を牽引し続けてきた天才、ジョージ・チャーチ教授。ハーバード大学にある彼の研究室には世界中から若き知性が集まり、日夜、生物学を一変させるような研究を進めている。そんなチャーチ教授のもとにかかってきた一本の電話と、「氷河期パーク」を夢見る孤高のロシア人研究者との出会いによって、マンモス復興プロジェクトが始動。そして4人の若者が集められた。サンプル採取、DNA分析、遺伝子操作……。ペイパル創業者ピーター・ティールも巻き込みながら、研究チームは最先端の科学を総動員し、「頭脳ゲーム」のような難題に次々と挑んでいく。すべては3000年前に絶滅した“命”をよみがえらせるために……。

 本書は、前代未聞の科学プロジェクトの全貌と、生命の常識を覆す衝撃のノンフィクション。ハーバード大学医学部の教授にして、遺伝学界の“巨人”であるジョージ・チャーチの研究室の精鋭チーム(当初はわずか5名、現在はさらに少ない3名)が、北極圏の永久凍土から発掘されたマンモスのDNA配列をもとに、アジアゾウをマンモスにするプロジェクトでもありますが、そのプロジェクトの戦略過程、ゲノム工学技術、膨大な数のテスト実験……と今現在このプロジェクトがどこまで進んでいるのかも興味がありますし、とにかく刺激的なノンフィクションでした。

【満足度】 ★★★★
posted by babiru_22 at 18:19| Comment(0) | 今日の一冊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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