2018年11月30日

『歪んだ波紋』塩田武士

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歪んだ波紋 [ 塩田 武士 ]
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 新聞、テレビ、週刊誌、ネットメディア…情報のプリズムは、武器にもなり、人間を狂わす。そして、「革命」を企む、“わるいやつら”が、いる。「誤報」にまつわる5つの物語。『小説現代』掲載に書き下ろしを加え書籍化。

 「誤報」にまつわる5つの物語。新聞、テレビ、週刊誌、ネットメディア…昭和が終わり、平成も終わる。気づけば私たちは、リアルもフェイクも混じった膨大な情報に囲まれていた。その混沌につけ込み、真実を歪ませて「革命」を企む“わるいやつら”が、この国で蠢いている。松本清張は「戦争」を背負って昭和を描いた。塩田武士は「情報」を背負い、平成と未来を描く。全日本人必読。背筋も凍る世界が見えてくる。

 本書は、誤報をテーマに、現役の新聞記者、定年や結婚で新聞社を退職した元記者らを主人公にした5編の連作集。物語では、新聞社やテレビ局のフェイクニュース、ネット上にあふれる匿名の言論…など、誤報を入り口に、現在のメディアが抱える問題が浮かび上がらせ、メディアに関わる人間の倫理観の欠如についても追及しています。情報社会の怖さもうまく表現されており、小説ではあるものの、メディアに一石を投じる作品であるとも思います。

【満足度】 ★★★★
posted by babiru_22 at 18:12| Comment(0) | 今日の一冊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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