2018年12月08日

『熱海の奇跡 いかにして活気を取り戻したのか』市来広一郎

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

熱海の奇跡 いかにして活気を取り戻したのか [ 市来 広一郎 ]
価格:1512円(税込、送料無料) (2018/12/8時点)




 「衰退した観光地」の代名詞となっていた熱海はなぜ再生できたのか? Uターンし、ゼロから街の再生に取り組んだ著者が、熱海で培った経験をもとに、人口減少時代の魅力ある地域づくりのあり方を紹介する。

 団体観光客などが激減し衰退した熱海はなぜ復活を遂げたのか。ゼロから街の再生に取り組み、テレビなどでも注目を集める著者が明かす。

 かつて企業の保養所が集まり、温泉目当ての団体旅行客でにぎわった静岡県の熱海は、バブル崩壊や旅行スタイルの変化で1990年代に入って熱海は観光地としての人気を失いました、その熱海の活気を取り戻そうと28歳で民間企業を退職し、Uターンした著者が、遊休農地の再生、体験型交流プログラムの企画、カフェやゲストハウスの開業……と、Uターン後の10年余りの著者の取り組みを失敗談も含めて紹介しています。「地方創生」が全国各地で叫ばれる一方で、そのために具体的に何をしなければならないのかを全く分かっていない地方自治体が数多く存在します。観光資源を生かすために柔軟な発想をしろと言われても、まったく新しい発想は急に天から舞い降りてくるものではなく、それに予算、人員、リスクといったさまざまな要因が絡み合って、行政当局や民間企業連合、商工会などがなかなか身動きを取れずにいるのもまた現状です。そうした中、熱海での取り組みで、いかにして活気を取り戻せたか、なぜ再生できたのかは非常に参考になるところが多く、熱海の場合には、行政だけ、あるいは民間だけが努力するのではなく、その街に関わる全ての人が力を合わせることで観光地として再出発することができました。全ての地方都市が熱海と同じ手法で地方都市として復活するということは、必ずしもいえるわけではありませんが、本書の内容は大いに参考になりますし、地方創生や観光地の復活に興味・関心のある方には特に読んでもらいたい一冊です。

【満足度】 ★★★★☆
posted by babiru_22 at 18:05| Comment(0) | 今日の一冊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]