2018年12月24日

『白墨人形』C・J・チューダー

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白墨人形 [ C・J・チューダー ]
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 1986年の夏。イギリス南部の田舎町で、12歳のエディが仲間たちと遊んだ森。そこで、あの子は殺された。そして現在、大人になったエディの前に、30年前の殺人事件が甦り…。長編サスペンス。

 あの夏。僕には4人の友達がいた。太り気味のギャヴ、不良を兄に持つミッキー、シングルマザーの息子ホッポ、そして牧師の娘ニッキー。不良たちに襲撃されることも、僕がニッキーへの恋に胸を焦がすこともあったが、この日々が終わるなんて考えたこともなかった。でも町では悲劇に至る不和が広がりはじめていたのだ。僕の母の診療所への反対運動をニッキーの父が煽り、ミッキーの兄に悲劇が降りかかり、少女の妊娠騒ぎが起こり、大人たちのあいだにも僕たちのあいだにもヒビが入りはじめた。そして、あの事件が起きた。あの子が殺された。森で。バラバラになって。見つけたのは僕たちだった。頭部はいまも見つかっていない。そして現在。白墨人形の絵とともに、あの事件が甦る。あの人が死んだことで、事件は解決したはずなのに。僕はかつての友人たちとともに、あの夏の秘密を探りはじめる……。光に満ちた少年の物語と、痛ましい犯罪悲劇とが交錯し、最終ページに待ち受ける最後の一撃。

 物語は、記憶の中に消しがたく存在する忌まわしい過去、誰とも共有することができない秘密について書かれた緊密なサスペンス。帯に「スティーブン・キング絶賛!」とありましたが、スティーブン・キングを読んでいるような設定と展開で、現在と過去が上手く交互に描かれていて、最初から最後まで一気に読みました。緊張感が全面に張り巡らされていて、ノスタルジックかつミステリアスな展開は最後まで楽しめましたし、チョークマン(白墨人形)の不気味な落書きと、謎の人間関係、そして連鎖する悲劇……と海外ミステリとして十分に面白かったです!

【満足度】 ★★★★☆
posted by babiru_22 at 18:52| Comment(0) | 今日の一冊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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