2019年01月09日

『ごみ収集という仕事 清掃車に乗って考えた地方自治』藤井誠一郎




 「現場主義」の若手研究者が新宿区内で9カ月間にわたって、ごみの収集を中心に清掃指導や環境学習などを体験。体験に基づき、清掃という仕事の奥深さ、民間委託の問題点、そして本来の地方自治のあり方について論じる。

 若手研究者が新宿区内で9カ月にわたってごみ収集を体験。清掃という仕事の奥深さ、日があたらない場所で真摯に働く職員の姿、歌舞伎町や新宿二丁目のごみ事情、民間委託の問題点、そして本来の地方自治のあり方について論じる。

 本書は、著者がゴミの収集車に乗って実際に仕事した体験から、ゴミ収集の問題点をまとめた一冊。ルール破りのゴミが多いこと、ゴミ汁の飛散を食い止めるため作業員が身を挺して盾となり住民や通行人にかからないようにしていること、清掃車の戻りを待っている職員を見かけた住民からは「働いていない」などという苦情が寄せられる……など、清掃員の方々の現実には頭が下がる思いです。また、単なる清掃員の実態だけが書かれているのではなく、自治体としての今後の課題についても論じていますが、改めて収集作業のしやすいゴミ出しをしなければと強く思いました。

【満足度】 ★★★★
posted by babiru_22 at 16:36| Comment(0) | 今日の一冊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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