2019年02月25日

『サカナとヤクザ 暴力団の巨大資金源「密漁ビジネス」を追う』鈴木智彦




 密漁ビジネスは、暴力団の巨大な資金源となっている。その実態を突き止めるため、築地市場への潜入労働をはじめ、北海道から九州、台湾、香港まで足を運び突撃取材した、日本の食品業界最大のタブーに迫る衝撃のルポ。

 アワビもウナギもカニも、日本人の口にしている大多数が実は密漁品であり、その密漁ビジネスは、暴力団の巨大な資金源となっている。その実態を突き止めるため、築地市場への潜入労働をはじめ、北海道から九州、台湾、香港まで、著者は突撃取材を敢行する。豊洲市場がスタートするいま、日本の食品業界最大のタブーに迫る衝撃のルポである。

 本書は、『ヤクザと原発 福島第一潜入記』『潜入ルポ ヤクザの修羅場』など、暴力団に関する潜入ルポで知られる著者が次なるテーマに選んだのは、サカナとヤクザという意外な組み合わせの「密漁ビジネス」を取り上げたもの。足かけ5年に及ぶ徹底した現場取材で、築地市場への潜入記から密漁団への突撃取材まで、緊迫感に笑いが混じる独特の現場描写で衝撃内容を明らかにしています。高級魚の密漁や密輸、千葉や北海道の漁業関係者にまつわる暴力団との抜き差しならない現状は、漁業の裏側として非常に興味深く、衝撃的な一冊です。

【満足度】 ★★★★☆
posted by babiru_22 at 20:09| Comment(0) | 今日の一冊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]