悪天候にも重機の轍にも負けない、グラウンド整備の代名詞、阪神園芸。土や芝に対するこだわり、トンボかけや散水といった具体的な作業など、甲子園球場を整備するグラウンドキーパーの仕事を紹介する。
土砂降りの雨で水浸し、重機の轍でデコボコ……そんなグラウンドも瞬く間に回復させ、不可能と思われた試合も成立させてきた、甲子園の最強グラウンド整備集団「阪神園芸」。同社グラウンドキーパーのチーフを務める著者が、その職人技のすべてを明らかにする。甲子園野球の舞台裏、阪神タイガースのメンバーとのエピソードなども満載。春のセンバツ第90回、夏の選手権第100回、阪神園芸設立50周年という節目の年に贈る、野球ファン必読の一冊。
本書は、阪神タイガースの本拠地でもあり、高校野球の聖地でもある阪神甲子園球場を管理する阪神園芸の甲子園施設部長の著者が、甲子園球場を整備する阪神園芸の仕事内容を紹介した一冊。猛暑の中で1日4試合行われる高校野球の数々の名勝負を支えた裏方の汗まみれの職人物語でもあり、事業内容は勿論のこと、甲子園球場の良好な状態に保つためにどのような努力をしているかなど、整備の内容がとてもよく分かります。
【満足度】 ★★★★☆