2019年04月23日

『ナチスに挑戦した少年たち』フィリップ・フーズ




 ドイツに取り入って金儲けしようとする大人に対する怒り、破壊活動をするときのスリルと恐怖、好きな女の子への思い、逮捕後に考えたこと…。第二次世界大戦、ナチス占領下のデンマークでレジスタンス活動をした少年らの物語。

 第二次世界大戦、ナチス占領下のデンマークで、レジスタンス活動をした少年たち。彼らは、自分たちのグループをチャーチルクラブと呼んだ。ドイツと徹底的に戦うと宣言したイギリスの首相、ウィンストン・チャーチルを心から尊敬していたのだ。少年たちの活動は、自転車で走り回り、標識を壊しドイツ兵を迷子にする、敵の車を破壊する、銃を盗むといった、小さな抵抗の積み重ねだった。チャーチルクラブの妨害活動に、ドイツの占領軍は、最初は戸惑っていたが、そのうちに怒り出し、逮捕命令を出した。捜査が開始されて、この運動は、広く知られるようになり、多くのデンマーク人を勇気づけたのだ。これは、武器を何一つ持たない少年たちが、ヒトラー率いるナチス軍に抵抗した本当にあった話である。

 本書は、武器を何一つ持たない少年たちが、ヒトラー率いるナチス軍に抵抗したレジスタンス活動をまとめたノンフィクション。第二次大戦のデンマークで抵抗しない大人に業を煮やした少年たちの抵抗活動が物語として書かれていますが、少年たちの勇敢さは後世に語り継がれるべき内容であり、知られざる歴史の一部でもありますが、過激な内容ではあるものの、大人たちへの抵抗と、その行動力には感銘を受けます。

【満足度】 ★★★★☆
posted by babiru_22 at 06:51| Comment(0) | 今日の一冊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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