2019年06月19日

『それまでの明日』原 ォ

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それまでの明日 [ 原 りょう ]
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 探偵事務所の沢崎のもとに、消費者金融で支店長を務める望月が訪れた。融資が内定している赤坂の料亭の女将の身辺調査を依頼されるが、女将はすでに亡くなっていた。さらに望月が姿を消し、沢崎は金融絡みの事件の渦中に…。

 渡辺探偵事務所の沢崎のもとに望月皓一と名乗る金融会社の支店長が現われ、赤坂の料亭の女将の身辺調査をしてくれという。沢崎が調べると女将は去年亡くなっていた。顔立ちの似た妹が跡を継いでいるというが、調査の対象は女将なのか、それとも妹か? しかし当の依頼人が忽然と姿を消し、沢崎はいつしか金融絡みの事件の渦中に。切れのいい文章と機知にとんだ会話。時代がどれだけ変わろうと、この男だけは変わらない。14年もの歳月をかけて遂に完成した、チャンドラーの『ロング・グッドバイ』に比肩する畢生の大作。

 本書は、前作『愚か者死すべし』から14年ぶりの「沢崎シリーズ」の最新刊。『そして夜は甦る』『私が殺した少女』『天使たちの探偵』『さらば長き眠り』『愚か者死すべし』に続くシリーズ6作目で、『このミステリーがすごい!2019年版」での国内編1位となった作品でもありますが、14年ぶりの新作は待った甲斐のある出来で、一気に読み終えました。独特の文体で、本格的なハードボイルド作品でもありますが、私立探偵・沢崎を主人公に、今回も魅力あるストーリー展開で事件の本筋に迫ります。何年後になるか分かりませんが続編の次作が今から楽しみです。

【満足度】 ★★★★☆
posted by babiru_22 at 19:35| Comment(0) | 今日の一冊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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