2019年06月22日

『死にゆく人の心に寄りそう 医療と宗教の間のケア』玉置妙憂




 死にゆく人の体と心はどう変わるのか。自宅での看取りに必要なこととは? 現役看護師の女性僧侶が、平穏で幸福な死を迎える方法と残される家族に必要な心の準備を伝える。在宅で夫を看取ったことや僧侶になった過程等も紹介。

 今は昔と違って死が身近でなく、経験値がありません。親しい人の死に接することで積めたはずの経験がありませんから、あらかじめ少し学んでおく必要があります。死にゆくとき、人の体と心にどのような変化が起こるのか。看取る人が、それをどう感じるのか。どう行動すればいいのか。そのようなことを知っておくことで、「ああすればよかった」「こうしなければよかった」という後悔を、減らすことができるかもしれません。そのために本書ではまず、死にゆく人の体と心に起こることを見ていきます。人には個人差がありますが、基本を知っておけば、いざというとき慌てずに済みます。そして、私が夫を看取ったときのこと、僧侶になった過程などもお話しします。

 本書は、5つの章に分けて「死に向かうとき、体と心はどう変わるのか」「看護師の私が僧侶になったわけ」「死にゆく人の心に寄り添う」「生きていく人の心に寄り添う」「医療と宗教が交わる場」…として、看護師でありケアマネージャーでもあり僧侶でもある著者が看取りについての心の準備とケアについてをまとめています。

【満足度】 ★★★★
posted by babiru_22 at 21:26| Comment(0) | 今日の一冊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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