2019年07月18日

『半分生きて、半分死んでいる』養老孟司

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半分生きて、半分死んでいる (PHP新書) [ 養老孟司 ]
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 「もう死んだと思ってました」と学生に話しかけられた養老孟司。「要するにすでに死亡済み」と嘯き、超越した視点で「意識」が支配する現代社会の諸相を見つめる。『Voice』連載を書籍化。

 ある大学で「養老さんじゃないですか、もう死んだと思ってました」と話しかけられた著者。「要するにすでに死亡済み。そう思えば気楽なもの」と嘯き、超越した視点で「意識」が支配する現代社会の諸相を見つめる。人工知能が台頭する時代に「コンピュータは吹けば飛ぶようなもの」と語り、平成においては「万物が煮詰まった」と述べ人口や実体経済の限界が見えた時代の生き方を考える。現代の問題は「一般論としての人生と、個々の人生の乖離」と述べ、一般化からこぼれ落ちた個々の生へ眼差しを向ける。現代人の盲点を淡々と衝く一冊。

 久々に著者の時事エッセイを読みましたが、現代社会への視点は相変わらず鋭く、社会の難点はギリギリまで待ってしまうという点は非常に納得しました。バランスの取れた指摘は参考にもなり、自分の頭で物事を考える必要性にも同意です。

【満足度】 ★★★★
posted by babiru_22 at 16:35| Comment(0) | 今日の一冊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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