2019年08月27日

『「縄文」の新常識を知れば日本の謎が解ける』関 裕二




 考古学の画期的な発見やDNA分析の進歩により、「縄文」の常識が大きく覆っている。渡来人の影響は実はわずかであり、縄文人の暮らしは決して原始的ではなかった…。日本人の正体と日本文明の謎に迫る発見の書。

 ようやく、日本人が日本の歴史に目覚めつつある。考古学の画期的な発見や、DNA分析の進歩によって、これまでの常識が大きく覆っているのだ。これまで、縄文の文化は、渡来人の文化によって一掃されたと考えられてきた。だが、それは大きな誤りだった。遺伝的に日本の縄文人たちは特異な特徴を持っていたこともわかりつつある。しかも、縄文人の暮らしは決して原始的ではなかった。現代日本に通じる信仰と習俗と生活が、すでに完成されていたのである。さらにいえば、天皇のあり方も濃厚に縄文的特徴を帯びている…。日本人の正体と日本文明の謎に迫る驚愕と発見の書。

 本書は、縄文人は大量の渡来人に一気に駆逐されたという従来の常識を覆す根拠を、最新の考古学、遺伝学の知見を元に検証。DNA分析から探る日本人の成り立ち、弥生の祭器に残る縄文の文様、ヤマト建国に見る縄文回帰の思想などから現代日本人を再考したもの。新しい事実に基づいて縄文時代を見つめ、日本という国の生まれ方を推測する面白い内容です。

【満足度】 ★★★★
posted by babiru_22 at 17:54| Comment(0) | 今日の一冊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]