2019年09月26日

『記者、ラストベルトに住む トランプ王国、冷めぬ熱狂』金成隆一




 トランプを大統領に押し上げた人々はいま何を思っているのか。多くの人がオバマ支持からトランプ支持に転じたラストベルトに住み込み、トランプ王国熱狂の後の1年半を追う。

 トランプ大統領を誕生させた強力な支持地帯、ラストベルト。幾度も足を運んで選挙以前から取材を積み重ねてきた記者が、今度は実際にラストベルトに暮らし始めた。果たして大統領となったトランプを彼らは支持し続けるのだろうか。失業、貧困、ドラッグ…過去の繁栄が忘れられない世代と未来に希望を持てない若者世代。『ルポ トランプ王国……もう一つのアメリカを行く』の著者がトランプ王国熱狂の後の1年半を追ったルポルタージュ。

 本書は、トランプ大統領を熱心に支持した米中西部の労働者の暮らしぶりや思いを伝えるべく、家賃5万円のアパートに住み込み、高校同窓会、病院診察、酒場など、支持者とともに日常を過ごした著者の記録でもあるルポルタージュ。本書を読むと、アメリカ経済復活の期待や既成政治家への不信がトランプ政権発足の原動力となったことがとてもよく分かります。トランプ大統領を支持した人達が、とても善良的かつ友好的で、トランプ当選後も人々を追った定点観測的な視点も新鮮でした。

【満足度】 ★★★★
posted by babiru_22 at 16:48| Comment(0) | 今日の一冊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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