2019年12月25日

『図書室』岸 政彦

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

図書室 [ 岸 政彦 ]
価格:1760円(税込、送料無料) (2019/12/25時点)




 定職も貯金もある。一人暮らしだけど不満はない。思い出されるのは、小学生の頃に通った、あの古い公民館の小さな図書室のこと…。ひとりの女性の追憶を描いた『新潮』掲載の表題作に、書下ろし自伝エッセイ「給水塔」を併録。

 40年前の冬の日、同い年の少年と2人で、私は世界の終わりに立ち会った。定職も貯金もある。一人暮らしだけど不満はない。ただ、近頃は老いを意識することが多い。そして思い出されるのは、小学生の頃に通った、あの古い公民館の小さな図書室……大阪でつましく暮らす中年女性の半生を描いた、温もりと抒情に満ちた三島賞候補作。社会学者の著者が同じ大阪での人生を綴る書下ろしエッセイを併録。

 本書は、小説「図書室」と自伝エッセイ「給水塔」の2編が収録された作品。「図書室」は小さな公民館の図書コーナーでの子供時代の思い出を女性が紡ぐ物語ですが、子どもの頃に妄想した人類滅亡は起こらなかった想い出など、切なさと温かさに満ちた作品です。

【満足度】 ★★★★
ラベル:岸 政彦 図書室
posted by babiru_22 at 17:23| Comment(0) | 今日の一冊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]