2019年12月31日

『平場の月』朝倉かすみ

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平場の月 [ 朝倉かすみ ]
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 病院の売店で再会した、元男子の青砥と元女子の須藤。50年生きてきた男と女には、老いた家族や過去もあり…。心のすき間を埋めるような感情のうねりを、求めあう熱情を、生きる哀しみをしみじみと描く、大人の恋愛小説。

 朝霞、新座、志木…。家庭を持ってもこのへんに住む元女子たち。元男子の青砥も、このへんで育ち、働き、老いぼれていく連中のひとりである。須藤とは、病院の売店で再会した。中学時代にコクって振られた、芯の太い元女子だ。50年生きてきた男と女には、老いた家族や過去もあり、危うくて静かな世界が縷々と流れる…。心のすき間を埋めるような感情のうねりを、求めあう熱情を、生きる哀しみを、圧倒的な筆致で描く、大人の恋愛小説。

 本書は、第32回山本周五郎賞受賞作で、50歳の男女の、淡々と穏やかに営まれる“大人の恋愛”を描いた作品。物語での会話やラインのやりとりが、リアル感があり、50歳のバツイチ同士の恋愛と、ガン患者の実情や心情が切なく描かれ、大人だからこその相手に対する想いや、自信の現実問題など切ないけど心の残る物語です。

【満足度】 ★★★★
posted by babiru_22 at 16:12| Comment(0) | 今日の一冊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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