直木賞作家・篠田節子が、乳がん発覚から術後までの怒涛の日々…検査、手術、乳房再建、同時進行で認知症の母の介護…を、持ち前の取材魂をもとにユーモア溢れる筆致で綴る、闘病&介護エッセイ。聖路加国際病院ブレストセンター乳房再建担当医との特別対談を掲載。
認知症の母につき合って二十余年、母がようやく施設へ入所し、一息つけると思いきや、今度は自分が乳がんに!? 介護と執筆の合間に、治療法リサーチに病院選び……落ちこんでる暇なんてない! 作家・篠田節子が乳がん発覚から術後までの怒濤の日々…検査、手術、還暦過ぎての乳房再建、同時進行で老健にいる母の介護…を、持ち前の取材魂をもとにユーモア溢れる筆致で綴る闘病&介護エッセイ。乳房再建手術を担当した聖路加国際病院・ブレストセンター形成外科医との対談「乳房再建のほんとのトコロ」も収録。
本書は、著者の闘病と介護についてのエッセイ。認知症母の介護中に、著者が乳がんになった時の話がリアルに書かれていますが、母の介護と自身の治療を並行させていったかを細かく記した一冊で、誰もが体験してもおかしくない介護と闘病の日々を、ユーモアも交えて描かれるルポエッセイです。
【満足度】 ★★★★
ラベル:篠田節子 介護のうしろから「がん」が来た!