2020年06月16日

『地域活性マーケティング』岩永洋平




 ふるさと納税をはじめとする政府と自治体の政策や地方の事業者の実践を検証し、望ましい地域発展、地域支援のありかたをマーケティングの視点から考える。さらに、地方が地域産品でいかに稼ぐか、実践に役立つ方針も示す。

 独自データとマーケティングのメソッドから導かれる「地域の振興」と「地方間の共同性構築」の方法。ふるさと納税は地方の活性化、支援のためにスタートした制度だが、本来の目的を裏切る結果をもたらして、いまや無責任な有権者による「税金のムダ遣い」を招きかねない制度となっている。一方で地域の特色を生かして独自にブランド化、ビジネスを成功させて、地域社会の発展に大きく貢献している地方企業もある。うまくいく地域産品は何が違ったのか。地方の価値を高め、地域を活性化する秘策は、ここにある!

 本書は、「ふるさと納税」をはじめとする政府と自治体の政策や、地方の事業者の実践を検証し、望ましい地域発展、地域支援のあり方をマーケティングの視点から考察したもので、ふるさと納税について詳細な調査結果をもとに論じ、改革案を示した一冊。地方の大きな期待を寄せられ始まった「ふるさと納税」について、本当に地方のためになる制度なのか疑問も寄せ、制度をさまざな視点から検証し、地域産品のブランド化に成功して地域社会に貢献している企業の成功の秘密を分析するなど、地域を活性化する仕組みと戦略を提案しており、タイトルにもなっている「地域活性マーケティング」として参考になります。

【満足度】 ★★★★
posted by babiru_22 at 18:50| Comment(0) | 今日の一冊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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