2020年06月23日

『まほり』高田大介

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まほり [ 高田 大介 ]
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 社会学を専攻する大学生の勝山裕は、上州に、蛇の目紋を書いた紙がいたるところに貼られている村があると聞き、昔なじみの香織と調査を始めるが…。膨大な史料から浮かび上がる恐るべき真実とは。長篇民俗学ミステリ。

 大学院で社会学研究科を目指して研究を続けている大学4年生の勝山裕。卒研グループの飲み会に誘われた彼は、その際に出た都市伝説に興味をひかれる。上州の村では、二重丸が書かれた紙がいたるところに貼られているというのだ。この蛇の目紋は何を意味するのか? ちょうどその村に出身地が近かった裕は、夏休みの帰郷のついでに調査を始めた。偶然、図書館で司書のバイトをしていた昔なじみの飯山香織とともにフィールドワークを始めるが、調査の過程で出会った少年から不穏な噂を聞く。その村では少女が監禁されているというのだ……。代々伝わる、恐るべき因習とは? そして「まほり」の意味とは?

 物語は、都市伝説から始まる民俗学ミステリ。因習・土俗・民間信仰が作り出す現世の異界を描いた作品ですが、学術的に難しいところも多かったですが、中身が濃いミステリで、寺社合祀の歴史など民俗学の奥深さも感じつつ、真相に迫る過程も良かったです。

【満足度】 ★★★★
ラベル:高田大介 まほり
posted by babiru_22 at 19:16| Comment(0) | 今日の一冊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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