2020年07月09日

『海底の支配者 底生生物』清家弘治




 地球の表面の7割を占める海底に穴を掘って暮らす底生生物。波乗りして移動する底生生物とは? 東日本大震災前後で三陸の海底生態系に何が起きた? 巣穴研究の最前線に立つ著者が、底生生物の生態と海底の神秘を綴る。

 地表の7割を占める海底に穴を掘って暮らすのがゴカイやユムシなどの底生生物だ。そして近年まで謎につつまれてきた彼らの生態を「巣穴」を解析することで明らかにしてきたのが著者である。サーフィンのごとく波乗りして移動する底生生物とは? 水深1000mを超える海底の巣穴に樹脂を流し込んで判明した事実とは? 東日本大震災前後で三陸の海底生態系に何が起きた? 世界初となる発見を重ね、文部科学大臣表彰・若手科学者賞を受賞した著者が驚くべき、そしてどこかユーモラスな底生生物の生態と海底の神秘を綴る。この世界は、彼らの巣穴で満ちている!

 本書は、海底生物の研究者による、波打ち際から深海まで、海の底の更に下で暮らす、カニ、エビ、ウニなどの海底に生息している底生生物のユニークな生態を紹介した一冊。海底生物と海底地質学を専門とし、巣穴研究の最前線に立つ著者が、自身の研究の成果、研究の過程で経験したことなどと共に、底生生物の謎と魅力に迫っています。

【満足度】 ★★★★
posted by babiru_22 at 18:42| Comment(0) | 今日の一冊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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