2020年08月12日

『植物はなぜ毒があるのか 草・木・花のしたたかな生存戦略』田中修/丹治邦和




 多くの植物が毒をもつのは、芽や、成長に必要な部分を食べられないための生存戦略。過去10年の食中毒被害データを中心に、生き残るために植物がつくり出す様々な毒と特徴を紹介。有毒植物と人間の関わりも楽しく解説する。

 トリカブトのようなよく知られたものだけではなく、じつは多くの植物が毒をもつ。例えばジャガイモは芽のみならず、未熟な状態や緑化した状態で毒をもち、毎年食中毒被害がおきる。それらは、芽や、成長に必要な部分を食べられないための植物のしたたかな生存戦略だった。過去10年の食中毒被害データを中心に、生き残るために植物がつくり出す様々な毒と特徴を紹介。また、古より植物の毒を薬に転じてきた人間の知恵と最新の医学情報まで、有毒植物と人間の関わりを楽しく解説。

 本書は、植物の毒をテーマに、植物と人間との関わりについて分かりやすく書かれたもの。実に様々な植物が毒をもっていることが分かりますが、その植物の毒のマイナスとプラスについても、植物の毒の危険性だけでなく、その有用性を含めて多角的に解説しています。多くの植物が取り上げられており、薬との飲み合わせの悪い植物など、最新の医学情報も押さえているので有用です。

【満足度】 ★★★★☆
posted by babiru_22 at 20:44| Comment(0) | 今日の一冊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]