2020年08月28日

『よその島』井上荒野

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

よその島 (単行本) [ 井上 荒野 ]
価格:1870円(税込、送料無料) (2020/8/28時点)




 妻が〈殺人者〉と知ったとき、穏やかな日常がサスペンスに変わる。東京での暮らしをたたみ、「島」に移住した70代の夫婦と、友人の小説家、それぞれの秘密、それぞれの疑惑があやしく溶け合うなかで〈真実〉が徐々に姿を見せていく。

 離島へ移住を決めた芳朗と蕗子、そして夫妻の友人・野呂。人生の終盤で実現した共同生活の滑り出しは順調に見えるが、三人はそれぞれ不穏な秘密を抱えており…。おいそれとは帰れないこの場所で、彼らは何を目にし、何を知るのか…。

 物語は、元骨董品屋の碇谷夫妻と元小説家の野呂、住み込みのお手伝い・みゆかとその息子も加わり、島での奇妙な共同生活から始まりますが、不穏な生活となる心理サスペンスとして描かれます。それぞれに秘密を抱えながら平然を装い、妄想と真実が交錯する作品でしたが、老後生活について考えさせられる物語ではあったものの、著者の作品としては異質な作品で、やや違和感を感じる作品でした。

【満足度】 ★★★
posted by babiru_22 at 12:41| Comment(0) | 今日の一冊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]