2020年11月14日

『五年後に』咲沢くれは

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五年後に [ 咲沢 くれは ]
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 夫のかつての教え子。彼女は、夫の最後の吐息も血も体温も奪っていった…。誰もが抱く嫉妬心や悪意、心の弱さや痛みを「教師」という人間を通して浮き彫りにした短編集。『小説推理』掲載に書き下ろしを加え書籍化。

 中学教師の華に一人の女子生徒が言う。男性教師に告白したが、返ってきた言葉は「5年後に言うてくれたら嬉しいのに」だったと。それは、のちに華の夫が命を落とすきっかけとなった言葉でもあった。人間のささやかな悪意、不器用さ、弱さなどを、元中学教師である著者が教師を主人公に描く。第40回小説推理新人賞受賞作家のデビュー短編集。

 本書は、第40回小説推理新人賞受賞作。大阪を舞台にした中学校の教師が主人公の短編集で、先生への恋愛、複雑な家庭事情、陰湿ないじめなどの問題がリアルに描かれるものの、様々な問題の中で悩み苦悩する中学教師の姿が描かれます。作品でそれぞれに切り口の違った物語で、次作も楽しみです。

【満足度】 ★★★★
posted by babiru_22 at 15:57| Comment(0) | 今日の一冊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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