2020年12月09日

『同調圧力 日本社会はなぜ息苦しいのか』鴻上尚史/佐藤直樹




 なぜ命令も補償もないのに自粛をするのか。なぜ上司が帰らないと帰りにくいのか。新型コロナが炙り出した世間という名の「闇」に、作家・演出家の鴻上尚史と評論家・佐藤直樹が迫る。

 新型コロナウイルスがあぶり出したのは、日本独自の「世間」だった! 長年、「世間」の問題と格闘をしてきた二人の著者が、自粛、自己責任、忖度などの背後に潜む日本社会の「闇」を明らかにする緊急対談!

 本書は、「同調圧力」について、作家・演出家の鴻上尚史さんと評論家の佐藤直樹さんが語り合う対談集で、その「同調圧力」を生む根本にある「世間」というシステムと、「世間」と「社会」の二重構造について掘り下げた対話となっています。コロナ禍での、コロナ差別や自粛警察などの問題の根底には「世間」の同調圧力があることを、2人で議論しており、「世間」と「社会」の二重構造が「同調圧力」を生み出しているという点は妙に納得しました。

【満足度】 ★★★★☆
posted by babiru_22 at 17:57| Comment(0) | 今日の一冊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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