2020年12月31日

『伝説の「サロン」はいかにして生まれたのか コミュニティという「文化装置」』増淵敏之




 漫画の歴史を生んだ「トキワ荘」「大泉サロン」、クリエイターがオフィスを連ねた「セントラルアパート」…。なぜ、ある時代、ある場所に、世紀の天才たちは集うのか? 日本カルチャーを創り上げた「場」の磁力に迫る。

 漫画の歴史を生んだトキワ荘、大泉サロン、ネットワークを築いたポプコン、PFF、クリエイターがオフィスを連ねたセントラルアパート、文化人のたまり場となった音楽喫茶……。日本のカルチャーを創り上げた「場」の磁力とは、なんだったのか? 集住、同好の士、上京行動、ローカル・ネットワーク、セレンディピティ……。伝説となったサロンから、現代のコワーキングスぺースやオンラインサロンまで、ポップ・カルチャーを通して解き明かすクリエイティブ・コミュニティ論。

 本書は、戦後日本のカルチャー史を彩る数々の伝説的サロンやコミュニティにクリエイターたちが特定の場所に集まるメカニズムと要因を解き明かそうとする試みを図った一冊。文化サロンの歴史についても書かれており、創造性とコミュニティーや都市との関係に迫った内容は面白かったです。

【満足度】 ★★★★
posted by babiru_22 at 18:43| Comment(0) | 今日の一冊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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