本書では、四島の自然や地勢・生態系、歴史、日本統治時代の生活や開発、ソ連占領後の統治、軍事配備、返還交渉、島の現状などを取り上げる。旧ソ連の占領から80年を経て、日本の主権や領土保全など、北方領土の現状や歴史と未来を改めて注視すべきであろう。
本書は、は、北方領土の全体像とその実情を多角的に解説した一冊。専門家による63の短い章で構成されており、歴史・外交・国際法・地理・住民の暮らし・報道など、幅広い視点から整理されており、一般読者にも理解できる形で解説し、日露関係の歴史的経緯はもちろん、領土交渉の現状や、返還問題に関する日本とロシアの立場の違い、さらには島民の人々の声や文化的背景まで掘り下げています。「領土問題=外交課題」としてだけでなく、「そこに生きた人々の歴史」として捉え直す構成になっており、単なる知識ではなく現実の重みを感じられる内容です。
【満足度】 ★★★★
ラベル:北方領土を知るための63章

