2026年02月09日

『北方領土を知るための63章』名越健郎/大野正美/常盤伸/小泉悠




 本書では、四島の自然や地勢・生態系、歴史、日本統治時代の生活や開発、ソ連占領後の統治、軍事配備、返還交渉、島の現状などを取り上げる。旧ソ連の占領から80年を経て、日本の主権や領土保全など、北方領土の現状や歴史と未来を改めて注視すべきであろう。

 本書は、は、北方領土の全体像とその実情を多角的に解説した一冊。専門家による63の短い章で構成されており、歴史・外交・国際法・地理・住民の暮らし・報道など、幅広い視点から整理されており、一般読者にも理解できる形で解説し、日露関係の歴史的経緯はもちろん、領土交渉の現状や、返還問題に関する日本とロシアの立場の違い、さらには島民の人々の声や文化的背景まで掘り下げています。「領土問題=外交課題」としてだけでなく、「そこに生きた人々の歴史」として捉え直す構成になっており、単なる知識ではなく現実の重みを感じられる内容です。

【満足度】 ★★★★
posted by babiru_22 at 20:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 今日の一冊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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