2018年12月14日

『起源図鑑』グレアム・ロートン




 星や銀河は宇宙の「ゆらぎ」から生まれた。大型爬虫類の絶滅が恐竜の全盛期をもたらした。世界初のトイレットペーパー会社は14世紀に中国で設立された…。最新の科学が解き明かす、万物の〈始まり〉の物語を紹介する。

 サブタイトルには「ビッグバンからへそのゴマまで、ほとんどあらゆることの歴史」ともありますが、本書は様々な起源についてを雑学的にまとめた一冊。宇宙・地球・生命・文明・知識・発明の6章に分かれており、100近い起源が紹介されていますが、実用的ではないものの、それぞれの始まりの物語が分かりやすくまとめられていて、ちょっとしたネタにもなる読みやすい図鑑です。

【満足度】 ★★★★
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2018年12月13日

『看護師も涙した老人ホームの素敵な話』小島すがも

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看護師も涙した老人ホームの素敵な話 [ 小島すがも ]
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 「母と息子、縁起物の恵方巻」「“お迎え”に土産を渡して追い返す」「それぞれの人生、それぞれの最期」…。看護師が老人ホームで体験した、心から「人」を好きになれる感動の実話を紹介。

 本書は、老人ホームの看護師さんが経験した、親子の愛、夫婦の絆、そして独り身の喜怒哀楽…など、19の入居者との素敵な話を集めたもの。心温まるエピソードばかりで、介護に関わる人にぜひとも読んでほしい一冊です。

【満足度】 ★★★★
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2018年12月12日

『幸腹な百貨店 催事場で蕎麦屋呑み』秋川滝美

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幸腹な百貨店 催事場で蕎麦屋呑み [ 秋川 滝美 ]
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 頼みの綱である催事場の売上げも落ち込み、依然閉店危機にある堀内百貨店。そんな折、事業部長の伝治は、企画部門に興味を示しているという酒売り場の里美に催事企画を提出させたところ、「蕎麦の食べ比べ」を提案し…。

 頼みの綱である催事場の売上げも落ち込み、依然閉店危機にある堀内百貨店。そんな折、事業部長の伝治は、酒売り場の後藤里美が接客の不安から、退社を検討していると耳にする。里美は企画部門に興味を示しているため、催事企画を提出させたところ「蕎麦の食べ比べ」を提案。伝治、「マドンナ」の瑠衣らは、その実現のため奔走するが……。

 本書は、低迷な百貨店を立て直そうと奔走する事業部長と社員たちのお仕事&グルメシリーズ第3弾。その百貨店での催事企画に「蕎麦の食べ比べ」を提案し、蕎麦屋で板わさを頼み日本酒で軽く飲んでから、ざる蕎麦で仕上げて勘定して帰るというのは、池波正太郎の「男の作法」の世界でもあり、こういう催事があれば行ってみたいと思いますし、蕎麦と日本酒との作法講座があると面白そうですよね。粋な作品です。

【満足度】 ★★★★
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2018年12月11日

『あの日のオルガン 疎開保育園物語』久保つぎこ

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あの日のオルガン 疎開保育園物語 [ 久保つぎこ ]
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 空襲が激しくなる東京から、園児53人を連れて埼玉の無人寺へ。「疎開保育園」を作る、それはこれまで誰もやったことがないことだった…。園児たちの命を守り抜いた若き保母たちの実話。2019年2月公開映画の原作。〔「君たちは忘れない」(草土文化 1982年刊)の改題,加筆修整〕

 2019年1月に公開の映画『あの日のオルガン』の原作本。太平洋戦争末期、東京都品川区、京浜工業地帯のすぐそばにある戸越保育所では、日に日に空襲が激しくなり、園児たちは命の危険にさらされていた。そんな中、まだ20代の若い保育士たちが、これまで例のなかった未就学児の集団疎開を決意する。同じ東京の、愛育隣保館と合同で行われることになった集団疎開。国中が食糧難のなか、やっと見つかった受け入れ先は、埼玉県蓮田市の無人寺、妙楽寺だった。ここで、保育士11人、園児53人の「疎開保育園」がはじまった。さみしがる子供たちのケア、深刻な食糧不足、東京大空襲で孤児になってしまった園児。やがて空襲は、疎開保育園のある埼玉にも頻繁にやってくるようになり、「私たちのやっていることは、正しいのだろうか。戦争が、終わることはあるのだろうか……?」と、若い保育士たちは、迷いを持ち始める。これまで知られてこなかった「疎開保育園」という存在にスポットをあて、戦争が子供たちを巻き込んでいく様子を、関係者たちへの丹念な取材に基づいて克明に描くノンフィクション。

 本書は、戦時中の「学童疎開」はよく知られているのに対して、就学前の保育園・幼稚園の「園児疎開」はあまり知られておらず、その園児疎開の実話をまとめたノンフィクション。保母たちの苦労、戦時下の食糧難をはじめ、保育に必要な環境とはかけ離れた疎開保育園の困難と闘う若き保母たちの行動力と苦悩が生き生きと描かれ、子ども達の命を守った保母たちの姿には感動を覚えます。映画化されることで、復刻されたようですが、その映画もぜひ見てみたいです。

【満足度】 ★★★★☆
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2018年12月10日

『頭のいい説明は型で決まる 東大院生が開発!』犬塚壮志

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 「わかってもらう」は武器になる! 元・予備校講師、現・東大院生の著者が、わかってくれていない相手に自分のもっている情報を説明するためのスキルやノウハウを、誰でも使える「型」にして伝授する。

 500人以上の東大、2000人以上の医学部合格者を生んだ元・駿台予備学校カリスマ講師(現・東京大学大学院生)が教える「最強の説明スキル」。誰でもすぐに理解でき、一生使える説明の黄金フォーマット「IKPOLET法」を初公開! 内容例を挙げると、リスクは相手を動かす特効薬、人は「矛盾」に驚く、「説明力」は万人に求められるスキル、あなたの説明がわかってもらえない「3つの原因」、偏差値30台から東大生を多数輩出する予備校講師に、あなたにしか伝えられない知識やスキルがある、わかってもらう説明に必要なたった1つのこと、「難しい」とはあなたと相手とのギャップ、好奇心を刺激する意外性の打ち出し方とは、プロが使っている説明の極意「メンタル・バリアブレイク」等々。各章には「即効フレーズ」が記されていて、実践の場で今すぐに使える。イラストも多数使われていてビジュアルでも理解できる。ビジネスから身近な家族や恋人との会話にも役立つ一冊!

 本書は、実践と理論の融合で生まれた説明の“型”でもあるIKPOLET(イクポレット)法について、具体例を交えて詳しく説明した一冊。相手にしっかり理解もらうための説明には“型(フォーマット)”が存在し、その説明用フォーマットでもあるIKPOLET法とは「興味をひく(Interest)」「聴き手のもっている知識や認識にアクセスする(Knowledge)」「目的を示す(Purpose)」「大枠を見せる(Outline)」「つなげる(Link)」「具体化、事例、証拠を示す(Embodiment,Example,Evidence)」「転移(Transfer)」とありましたが、説明が必要な際には、これを意識してやってみたいと思いますし、自分自身は説明ヘタでもあるため、参考になる内容でした。

【満足度】 ★★★★
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2018年12月08日

『熱海の奇跡 いかにして活気を取り戻したのか』市来広一郎

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熱海の奇跡 いかにして活気を取り戻したのか [ 市来 広一郎 ]
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 「衰退した観光地」の代名詞となっていた熱海はなぜ再生できたのか? Uターンし、ゼロから街の再生に取り組んだ著者が、熱海で培った経験をもとに、人口減少時代の魅力ある地域づくりのあり方を紹介する。

 団体観光客などが激減し衰退した熱海はなぜ復活を遂げたのか。ゼロから街の再生に取り組み、テレビなどでも注目を集める著者が明かす。

 かつて企業の保養所が集まり、温泉目当ての団体旅行客でにぎわった静岡県の熱海は、バブル崩壊や旅行スタイルの変化で1990年代に入って熱海は観光地としての人気を失いました、その熱海の活気を取り戻そうと28歳で民間企業を退職し、Uターンした著者が、遊休農地の再生、体験型交流プログラムの企画、カフェやゲストハウスの開業……と、Uターン後の10年余りの著者の取り組みを失敗談も含めて紹介しています。「地方創生」が全国各地で叫ばれる一方で、そのために具体的に何をしなければならないのかを全く分かっていない地方自治体が数多く存在します。観光資源を生かすために柔軟な発想をしろと言われても、まったく新しい発想は急に天から舞い降りてくるものではなく、それに予算、人員、リスクといったさまざまな要因が絡み合って、行政当局や民間企業連合、商工会などがなかなか身動きを取れずにいるのもまた現状です。そうした中、熱海での取り組みで、いかにして活気を取り戻せたか、なぜ再生できたのかは非常に参考になるところが多く、熱海の場合には、行政だけ、あるいは民間だけが努力するのではなく、その街に関わる全ての人が力を合わせることで観光地として再出発することができました。全ての地方都市が熱海と同じ手法で地方都市として復活するということは、必ずしもいえるわけではありませんが、本書の内容は大いに参考になりますし、地方創生や観光地の復活に興味・関心のある方には特に読んでもらいたい一冊です。

【満足度】 ★★★★☆
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2018年12月07日

『あいまい生活』深沢 潮

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あいまい生活 (文芸書) [ 深沢潮 ]
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 ニューヨークの語学学校を中退した樹、生活保護を受けているさくら、外国人技能実習制度で来日した王唯、DV借金夫と離婚した好美…。おしゃれとは程遠いシェアハウスに住む女性たちを描く。『読楽』掲載に加筆し単行本化。

 明大前駅から徒歩18分のところにある「ティラミスハウス」。その名にまったく似合わない古い木造長屋のシェアハウスに住む女たちは、それぞれ事情を抱えていた。貧困、生活保護、シングルマザー、ネグレクト、外国人実習制度……。ひっそりと息を詰めながらも、懸命に生きる彼女たちの本音とは。持たざる者たちの生きづらい現状と、その先にある希望を描いた問題作。R−18文学賞出身の気鋭が、現代社会のリアルに迫る。

 本書は、シェアハウスに住む6人の貧困女性を描いた物語。それぞれに事情を抱えた登場人物の人間模様の作品ですが、淡々と描かれていて読みやすいものの、負の連鎖が次々描かれ、折角の問題提起も、タイトルのように曖昧すぎていて、物語としてはイマイチでした。

【満足度】 ★★★
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2018年12月06日

『音叉』高見澤俊彦

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音叉 [ 高見澤 俊彦 ]
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 大学生の雅彦は高校時代の友人たちとバンドを結成。一方で学生運動に染まる才女や、グラマーな同級生たちとの恋模様に翻弄されていた。しかし、思いがけない悲劇で夢か友情かの決断を迫られ…。『オール讀物』掲載を単行本化。

 日本を代表するロックバンドTHE ALFEEの見澤俊彦による初小説は、恋愛と音楽に溢れる70年代青春小説! 東京の平凡な大学生・雅彦は同級生と組んだバンドでデビューを目指す一方、学生運動に染まる響子やグラマーな加奈子、憧れの美佐子先輩との恋愛模様に翻弄される。順風満帆に見えた大学生活だが、思いがけない悲劇でデビューか友情かの決断を迫られることに。さらにある歴史的事件によって恋愛にも陰りが……。何者かになりたくて足掻く青年たちを、原宿のレオンや赤坂のビブロスといった70年代東京カルチャーをふんだんに盛り込んで描き出す。音楽業界を知り尽くした著者ならではの視点が光るスピンオフ短編も収録。

 物語は、70年代初頭の音楽を通しての青春群像劇。THE ALFEEの高見沢俊彦らしく(著者名では高見澤となっています)、アル中(アルフィー中毒)の人たちだと、私小説というのがすぐに分かるかと思います。思わずコミック『ドリームジェネレーション』を思い出してしまいましたが、70年代の時代背景、音楽事情がリアルに伝わってきます。

【満足度】 ★★★★
ラベル:高見澤俊彦 音叉
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2018年12月05日

『わけあって絶滅しました。 世界一おもしろい絶滅したいきもの図鑑』丸山貴史




 不器用だったり、不運だったり…。ドードー、シソチョウ、ティラノサウルスなど、いろいろな生き物が絶滅した理由を、大きさ・生息地等の基本データやイラストとともに紹介。切り取り式の「絶滅全史」付き。

 さまざまな理由で地球から消えていった生物の「絶滅原因」を紹介する今までになかったコンセプトの動物図鑑が登場! 地球誕生以来、生物の99.9%は絶滅してきました。いま地球にいる生物は、奇跡的な確率で「たまたま」存在していると言っても過言ではありません。「アゴが重すぎて絶滅したプラティベロドン」「まっすぐすぎて絶滅したカメロケラス」「笑いすぎて絶滅したワライフクロウ」など、興味深い絶滅のエピソードとともに、「森に引きこもって助かったコビトカバ」など、絶滅しそうでしなかった生物も紹介しています。各ページには生物の基礎情報も丁寧に解説しており、学術的な内容も充実。巻末には別冊の「絶滅全史」の付録つき。

 本書は、様々なな理由で地球から消えていった生き物の「絶滅原因」を紹介する図鑑で、パンダに負けて絶滅したギガントピテクス、やみくもに上陸して絶滅したイクチオステガ…など、絶滅に至った過程や原因を生き物自らが語ります。収録されている生き物は全70種で、各ページには生物の基礎情報も書かれており、学術的な内容も充実しています。後半には絶滅の危機を乗り越えて現存する生き物も収録されており、絶滅理由が妙に面白く、子どもにも分かりやすい一冊です。

【満足度】 ★★★★
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2018年12月04日

『ラーメンの歴史学 ホットな国民食からクールな世界食へ』バラク・クシュナー




 米国出身の歴史学者によるラーメンの歴史の本格的な研究書。中国から日本に伝わり、1000年近い歳月を経て世界的な人気料理となったラーメンの歴史を、戦後の対米関係やポップカルチャーとの関連も含め縦横無尽に論じる。

 中国から日本に伝わり、1000年近い歳月を経て世界的な人気料理となったラーメンの歴史を英国のアジア研究者が紐解き、明治維新以降の近代化と食、戦後の対米関係やポップカルチャーとの関連も含め縦横無尽に論ずる、新たなラーメン学の誕生。

 本書は、日本で独自の発展を遂げ、世界各地で人気を博し、進化をつづけるラーメンはいかに生まれたかを、日本の食文化を紐解き、ラーメン誕生の歴史を書いたラーメンについての歴史本。食料事情や世界との関わりを背景にした日本食の文化史としてまとめられており、ラーメンの奥深さが興味深く紹介されています。

【満足度】 ★★★★
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2018年12月03日

『40代女性マンガ家が訪問介護ヘルパーになったら』吉田美紀子




 40代バツイチ女性マンガ家が、訪問介護の新米ヘルパーに転身。毎日が驚きの連続で…。介護職のリアルを描くコミックエッセイ。仕事道具図鑑も掲載。

 売れっ子マンガ家も、40代になると仕事が減って「縮小する人生」を実感。老いた両親を意識して、セカンドキャリアとして選んだのは、訪問介護のヘルパー。20年間、ひきこもり同然の生活を送ってきた私でも働けますか? 資格取得のための研修を経て、就職活動、そしてドキドキの初仕事…。想定外のハプニングに悩まされつつも、利用者の人生や笑顔に触れ、さまざまな「気づき」を得る毎日…。面白くて、身につまされて、時にホロリ。マンガ家にしか描けない、介護職の「リアル」!! 爆笑描き下ろしコミックエッセイ!!

 本書は、介護職での訪問先での出会いや別れなど、爆笑しながらホロリとさせられる描き下ろしコミックエッセイ。コミックエッセイとして訪問介護の実態が描かれているため、とても分かりやすく、またリアルな現実が笑いも交えて紹介されています。「自分にできることをしよう…」として介護職を選んだ著者が、連載の打ち切りをきっかけにして、介護職員初任者研修の資格勉強、資格取得後についてや、働いている経験が実体験として描いているため、介護に関わる人にも読みやすい一冊です。

【満足度】 ★★★★
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2018年12月01日

『揺れ動く大地 プレートと北海道』木村学/宮坂省吾/亀田純

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 北海道は日本列島形成と地球全体の営みにどのようにつながっているか。千島前弧スリバーから南海トラフまで、地球規模の地殻運動や北海道の成り立ち、周辺の活断層やプレートの動きを、地質学の最新の知見をもとに解き明かす。

 太平洋プレートやオホーツクプレートがせめぎ合う北海道周辺の地質構造から千島海溝沿いの地殻運動まで、北海道の成り立ちとプレートの動きを最新の研究成果をもとに解き明かす。「日高山脈はどのようにできたか」「道内の活断層と地震のかかわりは」など動き続ける大地の法則に迫る。

 本書は、北海道の大地の生い立ちを地殻の動きから解き明かす内容。かつてアジア大陸の東縁にあった北海道の原型の大地が大陸から分離し、そこに色丹島や歯舞群島、根室半島を乗せた細長い地殻が東方から衝突。その衝突により地殻がめくり上がり日高山脈が形成され、1千万年ほど前にほぼ今日の北海道の姿が形作られた……と、北海道形成の歩みを、最新の研究成果を基に解説しています。

【満足度】 ★★★★
ラベル:揺れ動く大地
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2018年11月30日

『歪んだ波紋』塩田武士

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 新聞、テレビ、週刊誌、ネットメディア…情報のプリズムは、武器にもなり、人間を狂わす。そして、「革命」を企む、“わるいやつら”が、いる。「誤報」にまつわる5つの物語。『小説現代』掲載に書き下ろしを加え書籍化。

 「誤報」にまつわる5つの物語。新聞、テレビ、週刊誌、ネットメディア…昭和が終わり、平成も終わる。気づけば私たちは、リアルもフェイクも混じった膨大な情報に囲まれていた。その混沌につけ込み、真実を歪ませて「革命」を企む“わるいやつら”が、この国で蠢いている。松本清張は「戦争」を背負って昭和を描いた。塩田武士は「情報」を背負い、平成と未来を描く。全日本人必読。背筋も凍る世界が見えてくる。

 本書は、誤報をテーマに、現役の新聞記者、定年や結婚で新聞社を退職した元記者らを主人公にした5編の連作集。物語では、新聞社やテレビ局のフェイクニュース、ネット上にあふれる匿名の言論…など、誤報を入り口に、現在のメディアが抱える問題が浮かび上がらせ、メディアに関わる人間の倫理観の欠如についても追及しています。情報社会の怖さもうまく表現されており、小説ではあるものの、メディアに一石を投じる作品であるとも思います。

【満足度】 ★★★★
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2018年11月29日

『マインドコントロールマーケティング!』星野卓也




 TVショッピングや巷の爆発的ヒット商品にも使われている「思わず買ってしまう!」消費者心理を巧みに突く画期的ノウハウを全公開。面白いほど、あなたの描いたシナリオ通りにお客が動く!

 冬のソナタからiPodまで、爆発的ヒット商品にも使われている「思わず買ってしまう!」消費者心理を巧みにつく画期的ノウハウ。一般には知られることのない、そのテクニックを全公開。

 本書は、サブタイトルに「TVショッピングの仕掛け人が明かす9つの心理操作テクニック」とありますが、究極のマーケティング手法を紹介したもの。13年前の本ですから、実例に古さは感じるものの、マーケティングテクニックは古さを感じず、むしろ新鮮でした。

【満足度】 ★★★★
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2018年11月28日

『マンモスを再生せよ ハーバード大学遺伝子研究チームの挑戦』ベン・メズリック




 ヒトゲノム計画を発案した天才ジョージ・チャーチ率いる世界一の遺伝子ラボ。そこへ、中国の若き頭脳、「氷河期パーク」を夢見るロシア人、遺伝子編集の野生児らが結集し…。マンモスを蘇らせる、一大プロジェクトの全貌!

 ヒトゲノム計画の発案や「次世代シーケンサー」の開発など、遺伝子革命を牽引し続けてきた天才、ジョージ・チャーチ教授。ハーバード大学にある彼の研究室には世界中から若き知性が集まり、日夜、生物学を一変させるような研究を進めている。そんなチャーチ教授のもとにかかってきた一本の電話と、「氷河期パーク」を夢見る孤高のロシア人研究者との出会いによって、マンモス復興プロジェクトが始動。そして4人の若者が集められた。サンプル採取、DNA分析、遺伝子操作……。ペイパル創業者ピーター・ティールも巻き込みながら、研究チームは最先端の科学を総動員し、「頭脳ゲーム」のような難題に次々と挑んでいく。すべては3000年前に絶滅した“命”をよみがえらせるために……。

 本書は、前代未聞の科学プロジェクトの全貌と、生命の常識を覆す衝撃のノンフィクション。ハーバード大学医学部の教授にして、遺伝学界の“巨人”であるジョージ・チャーチの研究室の精鋭チーム(当初はわずか5名、現在はさらに少ない3名)が、北極圏の永久凍土から発掘されたマンモスのDNA配列をもとに、アジアゾウをマンモスにするプロジェクトでもありますが、そのプロジェクトの戦略過程、ゲノム工学技術、膨大な数のテスト実験……と今現在このプロジェクトがどこまで進んでいるのかも興味がありますし、とにかく刺激的なノンフィクションでした。

【満足度】 ★★★★
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2018年11月27日

『学びを結果に変えるアウトプット大全』樺沢紫苑

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 仕事や勉強をアウトプット中心に切り替えるだけで、自己成長は飛躍的に加速し、計り知れない能力を発揮できる。日本一情報を発信する精神科医が、脳科学に裏付けられた伝え方・書き方・動き方を紹介する。

 「自分の意見をうまく伝えたい」「交渉や営業が得意になりたい」「いいアイデアが浮かぶようになりたい」「仕事や勉強の成果をもっと出したい」こんなふうに思っている方は多いのではないでしょうか。実は、たくさん本を読んだり、セミナーを受講したりして「インプット」しても、「アウトプット」の方法を間違えていると、自己成長することはできません。なぜならば、それが脳の仕組みだからです。本書では、「日本一アウトプットをしている精神科医」である著者が、数万時間を越える「アウトプット経験」をもとに確立した、圧倒的に結果が出る「アウトプット術」。そのすべてをお伝えしていきます。

 本書は、インプットとアウトプットの方法については勿論ですが、生活にも活かせるアウトプットについてが書かれていて、インプットとアウトプットの比率は3:7が理想的と書かれていましたが、殆どの人はインプットはしても、アウトプットができていないでしょうし、そのアウトプットがなぜ必要なのかが書かれています。個人的には、こうした書評を約25年続けていて、この他にもブログやSNSなどでの発信と、知らず知らずのうちにアウトプットが出来ていたことにも気付かされました。これまでアウトプットに重点を置くということは考えていませんでしたが、これからはアウトプットを更に重視していきたいものですし、学ぶだけではなく、それを実践することの大切さを改めて気付かせてくれるもので、自身の勉強にも非常に役立ちました。

【満足度】 ★★★★☆
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2018年11月26日

『万屋大悟のマシュマロな事件簿』太田忠司




 一人娘が所属するローカルアイドルグループに脅迫状が届いた。「鬼の万屋」の異名を誇った元SPで、警備会社社長の万屋大悟が、愛する娘に近づく有象無象と謎を蹴散らすべく立ち上がる!

 市後市のローカルアイドルグループ「marshmallow15」に脅迫状が送られた。警護を引き受けたのは、万屋大悟。市内で警備会社を営む社長であり、「marshmallow15」のメンバー・知織の父親でもある。親バカを発揮して職権を乱用しまくりつつ、様々なトラブルと事件を解決する大悟。年頃の娘とは、ちょっと微妙な距離感を保ちつつ、謎に立ちむかう。それぞれの事件を通して見えてくる少女達の強い想いと、父娘の絆。そして脅迫状の犯人と驚きの真相とは……!?

 物語は、アイドルの舞台裏に絡んだライトミステリ。著者のミステリは久々に読みましたが、読みやすさは勿論ですが、登場人物の設定もリアルで、主人公と表紙の俳優エンケンさんとがイメージできて、ドラマを見ているような感覚で読むことができましたが、実際にドラマ化してほしい作品です。

【満足度】 ★★★★
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2018年11月24日

『秘島図鑑』清水浩史

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 遠く離れた小さな島々から、今の日本が見えてくる! 日本全国7000の島々から、日本人が行けない「秘島」33を厳選して紹介。行けない島を身近に感じるための「実践編」も収録。

 秘島とは日本の「超」孤島。無人島で交通手段もない厳選33の秘島から、今の日本が見えてくる! 島の忘れられた歴史から、国境問題・海洋資源の問題まで、本邦初の「行けない島」ガイド!

 本書は、行けない島、知られざる島だからこそ、村史などを地道に調べて、20年かけて作った「行けない島」のガイドブックで、遠く離れ、アクセスできない、住民がいない、知られざる歴史を秘めている…そんな要素のある日本国内の「秘島」を選び、航空写真と短い文章で紹介した一冊。写真と簡単な解説のみと、とてもシンプルな中身ではありますが、全てが行きたくとも行くことができない「秘島」ばかりで、悲しい歴史やアホウドリの乱獲、米軍の演習場になり自然破壊が進んでいたりと、それぞれ秘島ならではのエピソードもあり、ブックガイドとしても秀逸です。

【満足度】 ★★★★
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2018年11月23日

『パラレルワールド』小林泰三

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パラレルワールド [ 小林泰三 ]
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 お父さんとお母さんと3人で仲良く暮らすヒロ君。でも、お母さんにはお父さんが見えなくて…。不可思議な世界と、家族・少年の成長の物語。『Webランティエ』連載等を加筆修正し単行本化。

 若い夫婦と5歳の一人息子が、地震と洪水が重なった大災害に襲われる。その時、一方の世界ではお父さんが亡くなりお母さんが生き残った。もう一方の世界ではお母さんが亡くなりお父さんが生き残った。息子のヒロ君はこの2つの世界を同時に生きていた。大災害で崩壊した家族を蘇らせるためにヒロ君は…。

 本書は、2つの世界に生きる少年の姿をミステリーを絡めて描く物語。設定自体は分かりやすかったものの、後半に進むに従って、展開も複雑になり、折角の設定が一部活かされていないところもあったため、いい作品とは思うものの物足りなさと多少の違和感を感じました。

【満足度】 ★★★
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2018年11月22日

『骨を弔う』宇佐美まこと

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骨を弔う [ 宇佐美 まこと ]
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 骨格標本が発掘された、という新聞記事を見つけた豊は、小学生時代、仲間と山中に骨格標本を埋めたことを思い出す。ある確かな手触りから「あれは本当に標本だったのか」との思いを抱き、かつての仲間に会いに行くが…。

 骨格標本が発掘されたことを報じる地元紙の小さな記事を見つけた家具職人・豊は、数十年前の小学生時代、仲間数人で山中に骨格標本を埋めたことを思い出す。しかし、それは記事の発掘場所とは明らかに異なっていた。同時に、ある確かな手触りから「あれは本当に標本だったのか」との思いを抱いた豊は、今は都内で広告代理店に勤務する哲平に会いに行く。最初は訝しがっていた哲平も、ふと、記憶の底に淀んでいたあることを口にする。リーダー的存在だった骨格標本埋葬の発案者・真実子の消息はわからないまま、謎は思いも寄らぬ方向に傾斜していく。

 物語は、田舎の幼馴染の男女5人が、冒険気分で山中に埋めた骨格標本は本当の骨だったのではないか…と、過去の記憶を振り返り、今の自分に向き合いながら知る真実と回収される伏線を描いたミステリ。ラストのドンデン返しは思わず笑ってしまいましたが、読み応えある作品です。

【満足度】 ★★★★
posted by babiru_22 at 18:04| Comment(0) | 今日の一冊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする