最弱な夜にひらめいた、最強になれる選択肢。「もうさー女友達と一生暮らしたいんだよね最近は!?」酔って叫んだひと言が、4人の運命を変えた…。エンドレスガールズトーク小説、開幕。
花乃子、百合子、澪、亜希の4人は高校時代からの女友達。バカ話も重ためな恋愛話もマジレス無用の寸劇も、全てが楽しい20代。そろそろ人生の選択を迫られる年齢を迎え、花乃子が思い描くのは「4人で一生一緒にいる」暮らし……。でも、男はいらないってわけじゃないし、結婚だって出産だって興味はある。じゃあ、私たちの幸せっていったい何……? バカ笑いしたいときも死にたくなる夜もずっとずっと分かち合って生きていきたい4人が、別れた男にスマブラでダメージを与えながら大マジメに考えた「一生最強」の人生とは
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本書は、女4人で家族になることを決意した同級生たちの人生を通して、結婚、出産、仕事、恋愛、性の悩みなど20代後半ならではの赤裸々な悩みを描き、自由で新しい“最強の生き方”を綴る連作短篇集。痛快で勢いのあるストーリーでしたが、女性だけのあからさまな部分が強すぎて、面白い家族の形ではあるものの、リアル感にはちょっと欠けていたのと、価値観が違いすぎて、作品としてはイマイチでした。
【満足度】 ★★★