2026年04月11日

『馬のこころ 人の相棒になれた理由』瀧本彩加




 顔や音声で多彩な感情を表現し、相手の些細な表情や声色の変化も見逃さない馬。馬どうしはもとより、人とも絆を築けるのはなぜか。馬のコミュニケーション能力に焦点を当て、その新たな魅力を紹介する。

 馬どうしはもとより、人とも絆を築けるのは、豊かに備わったコミュニケーション能力があるからではないか。顔や音声で多彩な感情を表現し、相手の些細な表情や声色の変化も見逃さない。空気を読み、仲間を思いやることもあれば、嫉妬もする。このかけがえのない相棒とよりよく共生する未来のために、動物心理学にできることは何だろう。

 本書は、古くから人間の最良のパートナーとして歩んできた「馬」の知性や感情を、動物心理学の視点から解き明かした一冊で、馬がなぜこれほどまでに人間と心を通わせることができるのか、その驚くべき能力を科学的に探求しています。専門的な内容でありながら、一般読者にも分かりやすく書かれている点が特徴で、馬が好きな人はもちろん、動物の知性やコミュニケーションに関心がある人にとって興味深い内容となっています。

【満足度】 ★★★★
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2026年04月10日

『いちばんうつくしい王冠』荻堂 顕

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いちばんうつくしい王冠 (一般書 524) [ 荻堂 顕 ]
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 吉川英治文学新人賞受賞後第一作。最注目の新鋭が描く、人間の心の深淵に迫る青春エンタメ大作。

 なぜあたし達は集められたのか。真実に気が付いた瞬間、読む前の自分ではいられない。夏休みの初日、目が覚めたあたしは、見知らぬ体育館にいた。周りには7人の少年少女と、着ぐるみを着た謎の人物が発した言葉。「キミたちにはこれから、一本の劇を演じてもらいます」。集められた理由は何なのか。辿り着いた真実が心揺さぶる、切なくも力強い成長物語。戸惑い、疑い、衝撃、そして…。

 本書は、閉鎖空間に集められた少年少女たちが「演劇」を通して自分たちの真実と向き合う、ミステリー要素の強い青春群像劇。夏休みの初日、見知らぬ体育館で目覚めた8人の戸惑う少年少女の前に現れたのは、着ぐるみを着た謎の人物で、提示された条件はただ一つ、「これから一本の劇を演じてもらうこと」。なぜこのメンバーなのか、何のために演じるのか。目的が一切明かされないまま、彼らは「いちばんうつくしい王冠」という劇の稽古を強制されます。物語が進むにつれ、寄せ集めに見えた8人の間に、ある「共通の接点」が浮かび上がってきます。配役を通して互いの素性が暴かれ、隠していた傷跡や過去が露呈していく過程は、サスペンスとしての緊張感に満ちていて、「なぜあたし達は集められたのか」という問いの答えが、悪意ではなく、より深い真実へと繋がっていく構成が秀逸です。単なるミステリーではなく、登場人物たちが戸惑いや疑念を経て成長していく姿が丁寧に描かれ、再生への願いを丁寧に掬い上げた、著者の新境地とも言える一冊です。

【満足度】 ★★★★
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2026年04月09日

『ウロボロスの環』小池真理子

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ウロボロスの環 [ 小池 真理子 ]
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 前の夫を若くして亡くし、必死で幼い娘を育ててきた彩和。俊輔との再婚は、人生の安泰が約束された幸福な瞬間だった。だが夫には秘密が…。廻り続ける「生」への不安を克明に描いた長編小説。『小説すばる』連載を単行本化。

 私たちはなぜ、こうなってしまったのか。1989年5月、彩和と俊輔の結婚を祝う会が開かれた。前の夫を若くして亡くし、必死で幼い娘を育ててきた彩和にとって、それは人生の安泰が約束された幸福な瞬間だった。後に、俊輔の思わぬ一面を知ることになろうとは夢にも思わず…。廻り続ける「生」への不安を克明に描ききった、原稿1100枚に及ぶ傑作大長編。

 本書は、一人の女性の半生を通して、人間の逃れられない「業」や「運命の輪」を圧倒的な筆致で描いた作品。再婚、子ども、亡き前夫の記憶など、人生の要素が絡み合い、簡単にリセットできない現実が描かれ、幸福から始まりながら次第に変質していく夫婦関係と、主人公の心の揺れが丁寧に描かれています。タイトルが示す通り、“廻り続ける生への不安”を真正面から描き切った作品です。

【満足度】 ★★★★
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2026年04月08日

『山の仕事ガイドブック 大自然と向き合う30人の現場案内』松見真宏 編著ほか




 山に関わる30人の仕事を紹介。山小屋での暮らしや収入、勤務体系、山を下りる頻度など、なかなか知ることのできない山の仕事のリアルが赤裸々に綴られた。進路や生き方に悩む人の選択肢を広げ、そっと背中を押す一冊。

 歩荷や登山ガイドなど王道の山仕事から、山岳氷河研究者や山岳映像作家などマイナーな山仕事まで、山に関わる30人の30の仕事を紹介。就職のきっかけや仕事内容はもちろん、子育てとの両立や生活の苦労も赤裸々に綴られた。山との接点は人それぞれ。進路に悩む学生や大人に向けて、光がさすような明るさがある一冊。

 本書は、山に関わる30人の30の仕事を紹介するガイドブック。王道からマイナーまで、多様な「山の仕事」のリアルな姿を伝えます。仕事内容や就職のきっかけだけでなく、収入・生活・家庭(子育て)との両立、苦労や現実面まで含めて描き、「山で働く」を具体的に想像できる一冊で、単なる「職業紹介」に留まらず、その人がなぜその道を選んだのか、どうやって生計を立てているのかという、一歩踏み込んだ人生の歩き方が描かれています。夢も現実も赤裸々に語る、進路に悩むすべての人に贈る「山の仕事」の現場案内の一冊です。

【満足度】 ★★★★
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2026年04月07日

『文豪の憂鬱な癖』朝霧カフカ

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文豪の憂鬱な癖(へき) [ 朝霧カフカ ]
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 死にたがりで意気地なしの太宰治、ためらいなく借金しまくる川端康成、ドMな足フェチ谷崎潤一郎、恋愛対象は生涯ずっと20代だった島崎藤村…。教科書に名前が載るほどの文豪たちの、さまざまな「癖」を紹介する。

 天才って、めんどくさい。圧倒的な才能が放つマイナスの放射線。破滅願望、借金癖、薬物中毒、メンヘラ、少女趣味、不倫癖、酒乱、超甘党、重度の潔癖症、超短気―読むとクセになる、35人の“こじらせ”エピソード。

 本書は、教科書に載っているような「偉大な文豪」たちのイメージを180度覆す、文豪たちの「人間臭すぎるダメな一面」にスポットを当てた面白エッセイ集。文豪・作家35人の「天才ゆえの面倒くささ」や、私生活の“こじらせ”を切り口にしたエピソードを始め、破滅願望、借金癖、薬物中毒、メンタル不調、少女趣味、不倫、酒乱、極端な甘党、潔癖、短気など、作品のイメージとは違う負の癖・偏りを、読み物としてテンポよく楽しませてくれます。

【満足度】 ★★★★
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2026年04月06日

『ボスポラス 死者たちの海峡』川瀬美保

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ボスポラス 死者たちの海峡 [ 川瀬 美保 ]
価格:2,420円(税込、送料無料) (2026/4/6時点)




 トルコで自殺した日本人音楽家の不可解な遺書。警察は捜査を進めるが、特殊な人間関係が浮かび上がり…。第15回(2025)アガサ・クリスティー賞大賞受賞。

 憂愁の都市―イスタンブール。自殺した日本人音楽家ヒデミの遺書は、ある人物たちを「犯罪者」として告発していた。パムクを愛読する左遷明けのオヌール警部補、彼の部下で漫画好きのジャン巡査部長、そして本庁国際犯罪課のエリート刑事・セルピルの三人は、その謎めいた告発の裏取り捜査を進める。やがて、在トルコ日本人コミュニティの特殊な人間関係が浮かび上がり、さらには相次いで発生していた女性転落死事件との恐るべき繋がりが見えはじめ…。イスタンブール警察の長い長い一日を、緻密なプロットと規格外の筆力で描ききった、第15回アガサ・クリスティー賞大賞受賞作。

 第15回アガサ・クリスティー賞大賞を受賞した本作は、トルコ・イスタンブールを舞台に、自殺した日本人音楽家が遺した謎の告発をトルコ人刑事たちが追う本格ミステリ。物語の舞台は「憂愁の都市」イスタンブール。観光都市の華やかさではなく、湿度のある街の空気や社会の陰影を背景に、歴史や文化がミステリの深みを生み出しています。遺書による告発から始まり、在トルコ日本人コミュニティの人間関係、さらに女性転落死事件へと繋がる構成と伏線の回収が丁寧で、個性的で人間味あふれる三人の捜査官、日本人とトルコ人、それぞれの視点から異文化が描かれ、国際的な広がりを持つ臨場感溢れるミステリとして、実に読み応えがあり、アガサ・クリスティー賞の名にふさわしい、謎解きの醍醐味と人間ドラマを兼ね備えた、一気読み必至の傑作です。

【満足度】 ★★★★☆
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2026年04月04日

『分裂蜂起』佐々木譲

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分裂蜂起 (抵抗都市) [ 佐々木 譲 ]
価格:2,640円(税込、送料無料) (2026/4/4時点)




 日露戦争終結から十二年たった大正六年。敗戦した日本は外交権と軍事権を失い、ロシア軍の駐屯を許していた。十一月、ロシアで過激派が蜂起し、臨時政府から政権を奪取したとの情報が入る。一方、警視庁の新堂は水死体の引き揚げ現場に遭遇し、牛込署の中西と事件の捜査を始めた。ロシアで勃発した革命の影響が、日本にも着実に忍び寄っていたとは知らずに…。警察小説の旗手・佐々木譲が描く、大きな歴史のうねりの中で特務巡査としての任務を全うする一人の男の物語、ついに完結。

 物語は、大正6年を舞台に、日露戦争に敗れ、主権の一部をロシアに握られた日本は、ロシア軍の駐屯を許す屈辱的な状況にある中、本国ロシアで「十月革命」が勃発。ボリシェヴィキ(過激派)が政権を奪取したことで、駐留ロシア軍内部にも革命派と反革命派の対立が持ち込まれます。警視庁の新堂は、ある水死体事件の捜査をきっかけに、日本国内で渦巻く「革命の火種」と、国を揺るがす国際的な謀略に巻き込まれていくことになる…ストーリー。「もし日露戦争に負けていたら?」という大胆な設定ながら、当時の世相や国際情勢が極めて精緻に描かれ、敗戦の閉塞感に沈む東京の描写や、ロシアの動乱が日本の治安に直結する緊張感は、リアリティがあります。最初はバラバラに見えた「水死体の謎」という警察小説的なミステリーが、次第に「世界を揺るがす革命」という大きな歴史の歯車と噛み合っていく構成が秀逸で、ロシア革命という世界史の分岐点が、日本にどのような運命をもたらすのか。圧倒的なリアリティで描かれる「もう一つの大正時代」を、ぜひ体感してください。

【満足度】 ★★★★
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2026年04月03日

『伯爵と三つの棺』潮谷 験

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伯爵と三つの棺 (講談社文庫) [ 潮谷 験 ]
価格:880円(税込、送料無料) (2026/4/3時点)




 フランス革命期のヨーロッパ小国で、元・吟遊詩人が射殺された。容疑者は三つ子の兄弟。DNA鑑定も指紋鑑定もない時代、探偵は犯人を特定できるのか?

 フランス革命が起き、封建制度が崩壊するヨーロッパの小国で、元・吟遊詩人が射殺された。容疑者は「四つ首城」の改修をまかされていた三兄弟。五人の関係者が襲撃者を目撃したが、犯人を特定することはできなかった。三兄弟は容姿が似通っている三つ子だったからだ。DNA鑑定も指紋鑑定も存在しない時代に、探偵は、純粋な論理のみで犯人を特定することができるのか?時代の濁流が兄弟の運命を翻弄する。

 本書は、革命期のヨーロッパ小国で嵐で孤立した湖畔に建つ洋館を舞台に、クローズド・サークル(閉鎖空間)という王道の本格ミステリー設定を使いながら、予測不可能な多重解決と、読者を驚かせる大胆な叙述トリックが盛り込まれたミステリ。古典的な舞台で最新のミステリーの技法を駆使し、読者に何度も驚きと快感を与える、新本格ミステリーの傑作と言え、兄弟の運命と革命の濁流が絡み、タイトル「三つの棺」が示す多重の謎が次々暴かれる展開は面白かったです。

【満足度】 ★★★★
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2026年04月02日

『檜垣澤家の炎上』永嶋恵美

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檜垣澤家の炎上 (新潮文庫) [ 永嶋 恵美 ]
価格:1,210円(税込、送料無料) (2026/4/2時点)




 横濱で知らぬ者なき富豪一族、檜垣澤家。当主の妾だった母を亡くし、高木かな子はこの家に引き取られる。商売の舵取りをする大奥様。互いに美を競い合う三姉妹。檜垣澤は女系が治めていた。そしてある夜、婿養子が不審な死を遂げる。政略結婚、軍との交渉、昏い秘密。陰謀渦巻く館でその才を開花させたかな子が辿り着いた真実とは……。小説の醍醐味、その全てが注ぎこまれた、傑作長篇ミステリ。

 本書は、SNSの炎上という現代的なテーマを扱いながら、その裏に隠された家族の闇と、個人の心理的な苦悩を深く掘り下げた、社会派ミステリ。有名な教育者であり、円満な理想の家族として知られていた檜垣澤家に、ある日、家族に関する衝撃的な秘密がネットに流出し、これが大炎上を引き起こし、完璧に見えた家族の崩壊が始まります。家族の一人ひとりの視点(父、母、娘、息子)が代わる代わる語られる「多視点」で進み、それぞれが抱える「嘘」や「苦悩」が徐々に明らかになっていきます。完璧に見えた檜垣澤家が、実はそれぞれが秘密を抱え、外向きの「理想」を演じていただけだったことが、家族それぞれの視点で語られることで浮き彫りになり、家族がお互いを信頼できずに疑心暗鬼になっていく過程や、炎上によって追い詰められる個人の心の叫びが、非常に深く描かれ、家族の秘密をネットに流出させた「裏切り者」は誰なのかというミステリ要素が、物語の緊張感を高めています。ネット社会の暴力的な側面と、家族という閉じた空間の脆さを描いた、現代の闇を映し出すような一冊で、読み応えがありました。

【満足度】 ★★★★
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2026年04月01日

『どら蔵』朝井まかて

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どら蔵 [ 朝井 まかて ]
価格:2,475円(税込、送料無料) (2026/4/1時点)




 天保の世。大坂にいられなくなった道具商の放蕩息子は、江戸の骨董商の世界へ。お宝を巡って騙し騙され、情に流され…。彼は本物の目利きになれるのか。

 天保の世。大坂の道具商の放蕩息子・「どら蔵」こと寅蔵は、なまじ目利き自慢であるのが運の尽き、奉公先に大損害を与えてしまい、大坂にいられなくなりました。旅に出て辿り着きたるは、知恵と欲が渦巻く江戸の骨董商の世界。手練れたちに揉まれながらも大奮闘!できればよいのですが。そううまくは運ばないのが世の常、人の常。お宝を巡って時に騙され、時に勝負をかけ、時々情に流され…。さて、どらちゃんは「真物」の目利きになれるのか?負けるな、どら蔵!「競り」はいつの世も、最高の知的格闘技!綿密な情景&人物描写を尽くした人間喜劇!

 本書は、幕末から明治という激動の時代を背景に、実在した希代の興行師・十一代目・結城孫三郎の波乱万丈な生涯を描いた歴史小説。「江戸の華」と称された糸操り人形芝居の伝統を守りながら、新しい時代に立ち向かった男の「芸」と「意地」の物語が描かれます。特に人間模様の活写が魅力で、主人公・どら蔵の楽天的で自己肯定感の強い性格や、個性豊かな仲間・ライバルたちとのやりとりが物語にユーモアと味わいを加え、大坂のゆったりとした船場言葉と江戸弁のやりとりが臨場感を生み、笑いと人情が同居した語り口が楽しめます。騙し騙される商いの駆け引きを楽しみたい人におすすめの一冊です。

【満足度】 ★★★★
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