ブログに書きたいことは、まだまだ数多くあるのですが、以前からずっと書きたかったこととして地方競馬での岩手競馬存廃問題がありました。
今日は少々この問題について、馬産地に住む一競馬ファンとして書いていきます。
競馬に興味のない人には、面白くない話題だとは思いますが、個人的には政治の悪用に腹を立てているので、政治の裏側として感じていただければとも思います。
その岩手競馬ですが、何日も前から廃止か存続かで揺れていましたが、ようやく修正融資案が可決され、継続が取り合えず決まりました。
その岩手競馬の存続問題についてですが、地元紙である「岩手日報」のサイトでの
「岩手競馬一転存続へ 臨時県議会」
「正念場の岩手競馬」
などで、これまでの経緯、累積債務の問題、競馬組合のやり方、存廃の基準問題などが書かれておりますから、こちらを参考として下さい。
地方競馬の廃止問題としては、昨年「ばんえい競馬」も存廃問題となりましたが、「ばんえい競馬」はソフトバンクと帯広市による再生が決定。
しかし地方競馬同士とはいえ「ばんえい競馬」と岩手競馬の問題は全くの別問題ともいえますし、簡単に説明すると岩手競馬の場合は、同一県内に2つの競馬場(盛岡競馬場と水沢競馬場)があり、昨年発表された競馬組合改革計画という資料によりますと、これまでに407億円の利益を各構成市(奥州市、盛岡市)に配分。
しかし、17年度末で295億円の借入金があります。そして、これ以上銀行等からの借入金は出来ず、借入金の返済期限が迫っていることから、存続か廃止かを早急に決めなければならなかったのですが、仮に廃止にした場合をシュミレートすると、上記295億の他に、保証金なども含めで370億円以上かかると試算され、2500人の雇用に影響が出ることも提示されました。
存続するにせよ、廃止にするにせよ県や市の税金が投入されることにもなりますし、この痛みは地元の住民にかかることにもなります。
しかし今回腹立たしく思っているのは、この岩手競馬の存廃問題での、数字面が選挙でのネガティブなキャンペーンとして利用され、岩手県での県議会でも賛成派と反対派での言い合いで、本質的なところが県民に詳しく説明されていなかったところに怒りを覚えます。
廃止にすれば誰が得をするのか……という政治的な意図的問題ではなく、税金が投入されることになるのだから、存続するにせよ廃止にするにせよ、県民の声が反映されていないように感じられましたし、実際反映はされていないでしょう。
この岩手競馬の問題ですが、なぜ赤字が増えたのか、これまで税金を食い潰してきた実態など、県民の知られざる税金の使い道の実態が、岩手競馬存続派によって明らかになりましたが、この実情を詳しくして分かりやすく県民に説明し、そして理解を求めていくのが先決でしょう。
また、この問題ではメディア報道にも色々と目を通しましたが、単なる存廃問題を取り上げるだけで、税金の使われ方などを正しく報道しているメディアは非常に少なく、地元紙はそれなりに取材し、報道してきましたが、全国紙などは客観論としての無責任な報道も目に付きました。
地方競馬の存廃問題については、開催地の赤字問題なども勿論ありますが、肝心の「どうすれば地方競馬が盛り上がり、売上に繋げるか」という発想が大事でもあり、根本的な問題解決を望んでいきたいところです。
競馬ファンとしては、岩手競馬は地方所属馬として初めてJRAのG1レース「フェブラリーS」を勝ったメイセイオペラを始めとして、トーホウエンペラーやトウケイニセイなどの地方競馬の名馬を輩出してきたところではありますが、存廃問題も単なる政治利用などせず、正しい情報、これまでの税金の無駄使いなども含め、県民そして全国的にも問題提起されればと思います。
2007年03月22日
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