女性を借金まみれにして風俗に落とすことが目的の半グレが経営するバーに勤める翔太。そんな彼に、同じ店で働く海斗が声をかけ…。2人の若者を通して日本社会の闇と本物の悪をえぐる社会派小説。『週刊大衆』連載を書籍化。
児童養護施設で育った元不良の翔太は、地元の先輩の誘いで「カタラ」という会員制バーの従業員になる。ここは言葉巧みに女性を騙し、借金まみれにしたのち、風俗に落とすことが目的の半グレが経営する店だった。“マニュアル”に沿って女たちを騙していく翔太に有名私大に通いながら“学び”のためにカタラで働く海斗が声をかける。「俺たち一緒にやらないか…」。
本書は、女性を騙し風俗に沈める、半グレ経営のバーで出会った2人の若者を通して、現代日本に蔓延る「真の悪」が浮き彫りになる社会派小説。令和の日本の闇をエンタメとして描いた作品ですが、闇献金、ブラック企業、悪質ホストクラブ…と、現代の社会問題の悪の部分を浮き彫りに、実際の事件をモチーフに読み応えある作品でした。
【満足度】 ★★★★

