「おれはもうおじさんではなく、おじいさんだ」…様々な思いをおきざりにして、これまで生きてきた長坂誠、65歳。その運命の歯車が、或る姉弟との出会いから動き出す…。おきざりにされた者など、いない。生きていくかぎり、ささやかではあれ希望が生まれ、その旅は続いてゆくから。吉田拓郎の名曲にのせて贈る、昭和の香り漂う令和の物語。
本書は、吉田拓郎の同タイトルの曲から着想を得た物語で、様々な人生の曲折を味わった人の優しさが描かれる作品。著者の6年ぶりの書下ろし小説で、まさか吉田拓郎の曲から小説を描くとはあまりにも意外で、しかも著者の25年以上前の『スメル男』の系譜で、初期の作品を彷彿とさせてくれていて、ひとり暮らしの65歳の主人公と幼い姉弟の交流を描いた物語は、優しさ、詩情、途轍もない夢などに溢れ、予想以上の素晴らしさでした。
【満足度】 ★★★★☆
ラベル:原田宗典 おきざりにした悲しみは
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