歴史から抹消された江戸幕府と松前藩を支えた商人たちの奮闘と功績。北前船による「命がけの交易」蝦夷地と日本列島を交易で結びつけ、近代経済の礎を築いた知られざる歴史!
本書はサブタイトルに「蝦夷地を舞台に暮らし革命を起こし領土を守った商人」とありますが、北海道の歴史でもある北方警備と開拓の原点に立った人々の足跡を丁寧に掘り起こした歴史ノンフィクション。『江戸の商人』こそが、実は北海道を開拓し、ロシアの脅威から日本を守った英雄だった」という、歴史の常識を覆す一冊で、国を思い、私財を投げ打って北の大地を切り拓いた近江商人や北前船商人たちの真実の姿を描いています。著者は「江戸時代からすでに商人による平和的な経済活動と統治の実績(和人地としての歴史)が深く刻まれている」と主張し、既存の歴史観に一石を投じており、「経済(商い)」の力がいかに国を守り、文化を豊かにしたかに焦点を当てた、非常に現代的な視点の歴史ノンフィクションです。
【満足度】 ★★★★

