ホテル・コルテシア東京で開催されることになった、『日本推理小説新人賞』の選考会。当日、文学賞受賞の候補者として、ある死体遺棄事件の重要参考人が会場に現れる!?警視庁を辞め、コルテシア東京の保安課長となった新田浩介が、お客様の安全確保を第一に、新たな活躍をみせる最新作。
本書は、累計550万部を超える大人気「マスカレード」シリーズの第5作目で、ホテルという舞台で生きる人々の人生を描く、静かで深い群像劇。今作も、タイトルの「マスカレード(仮面)」が象徴するように、登場人物たちはそれぞれに「誰にも見せない顔」を抱えて、ホテルマン、客、周囲の人々……と、誰もが何かを隠し、何かを守りながら生きており、物語を通してその仮面が少しずつ剥がれていく様子が丁寧に描かれます。ミステリーとしてだけでなく、丁寧な人物描写、働くこと・生きることの重み、仮面の内側にある本音の物語を味わえるため、シリーズファンはもちろん、初めて読む人にもおすすめできる一冊です。
【満足度】 ★★★★
ラベル:東野圭吾 マスカレード・ライフ

