2026年02月20日

『華氏マイナス三十度』キャシディ・ランドール




 1970年、世界で初めて女性だけの登山隊がマッキンリー山に挑んだ!女性だけで危険な極地の山に登れるはずだと信じることは尊大だとみなされた時代の、心が掴まれる興奮の冒険物語。

 本書はサブタイトルに『「ガラスの天井」を打ち破った女性登山家たちのマッキンリー初登頂物語』とありますが、1970年に世界で初めて、女性だけの登山隊が北米最高峰であるマッキンリー山(現在のデナリ)に挑んだ実話に基づいたノンフィクション。当時、「女性に独力で危険な極地の山を登る能力はない」という性差別や女性嫌悪が登山界に根強く残る中で、彼女たちが挑戦を決意した経緯が描かれ、主人公であるグレース・ホーマンをはじめとする「デナリ・ダムゼルズ」と名付けられた6人の女性隊員たちが、いかに周囲の反対を押し退け、自らの肉体の限界を超えて挑戦し続けたかが詳細に描かれています。不可能とされた挑戦を成し遂げた女性たちの勇気、情熱、そして友情を描いた、歴史的にも重要な興奮のノンフィクションです。

【満足度】 ★★★★☆
posted by babiru_22 at 20:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 今日の一冊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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